【奈良・若草山】鹿せんべい飛ばし大会とはどんなイベントなのか?【内容・日程・参加方法など】

誰もが鹿せんべいをフリスビーのように投げ飛ばす謎のローカルイベント

奈良のまちには古いものから新しいものまで様々なイベント、行事がありますが、時々ローカルニュースで流れるイベントの中で、とりわけユニークな異彩を放つイベントがあります。

それは「鹿せんべい飛ばし大会」

この「大会」は、「参加型」のイベント、「地域おこし」の一環で全国各地で行われているような「さくらんぼの種飛ばし大会」とか「わんこそば大食い大会」などと同じような雰囲気と言えばそれまでなのですが、奈良ではこういったイベントが比較的珍しく、その上なんといっても「鹿せんべい」を投げ飛ばすことが出来るという唯一無二の機会でありますので、結構興味を持たれる方が多く、今や年間数回に渡って実施される人気行事となっています。

この記事では、そんなユニークな「鹿せんべい飛ばし大会」について、その概要、日程、参加方法、アクセスなどについて簡単にまとめて行きます。

大会はどこでやっているのか

まず、確認しておきたいのは鹿せんべい飛ばし大会の開催場所(会場)。

開催場所は、どの季節の大会でも必ず若草山入山ゲート付近の「若草山麓」で行われています。

若草山の入山ゲートを入ってすぐのエリアは、周辺でも最も広い芝生が広がっており、見晴らしの良い斜面は「鹿せんべい」を投げ飛ばすには最適のコンディションとなっており、この大会はここで行うしかない。といったような雰囲気の場所となっています。逆に言えば、特に「大会」を行うための特設ステージを設ける訳ではありませんので、通常の若草山の登山者、散策を楽しむ観光客の真横で大会が行われるということにもなります。


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「鹿せんべい飛ばし大会」では何を競うのか

競技の概要

いかにもわかりやすい名称を持つ「鹿せんべい飛ばし大会」。もちろんその競技内容は、出場する各個人が、鹿せんべいを力の限り投げ飛ばすというものであり、それぞれが投げた鹿せんべいの距離を計測し、その数字を競うものとなっています。

ちなみに、この時に投げ飛ばす鹿せんべいは、鹿せんべい飛ばし大会のためだけに特注で生産された特製巨大鹿せんべいを使います。サイズは20センチにもおよび、見た目はフリスビーさながらとなっています。

なお、鹿せんべい飛ばし大会には、「女性の部」や「子供の部」といった区別はありません。同じ飛距離の際に年少者を優先することはあるようですが、基本的に参加者は皆平等にチャレンジする形になります。つまり、子供などには一見不利に見える条件なのですが、過去には小さな子供が「優勝」した実績もあるなど、風に流されやすく飛び方が読みずらい「鹿せんべい」ならではの白熱した競技が毎回のように行われます。

ちなみに、ユニークなルールとしては、計測までに「鹿がせんべいを食べてしまった」場合には「鹿の右前足」まで測定するというような決まりも設けられています。

鹿せんべい飛ばし大会「小ネタ」集

・鹿せんべいを投げると思いのほか遠くに飛ぶ場合が多く、優勝者は50メートル台はおろか、70メートル台の飛距離を飛ばした強者も大勢います。

・会場では「ミス奈良」などに逢えることもあります。

・コスプレでの参加などは歓迎されます。

・優勝者には「鹿の角」でつくられたトロフィーが贈呈されます。

・春先などには、おなかを空かした鹿の群れが落下した鹿せんべいに突進していくこともあり、少し注意が必要です。

なお、鹿せんべいについての詳細は、以下の記事でも詳しく解説しています。


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「鹿せんべい飛ばし大会」の日程

さて、そんななんだかゆるい雰囲気が漂う鹿せんべい飛ばし大会ですが、現在では「山焼き記念大会(1月)」「春休み大会(3月)」「ゴールデンウィーク大会(5月)」と複数回にわたり実施されています。当初は3月の山開きシーズンに年1回開催されていたのですが、近年は知名度と人気が高まったのか、複数回実施されるようになりました。

詳細な日程は毎年異なりますが、山焼き記念大会は若草山山焼き当日の昼間、春休み大会は春分の日近くの土日、ゴールデンウィーク大会はゴールデンウィーク後半に実施されており、毎年似たような日程となっています。

山焼き記念大会の概要

日程:2019年1月26日(土)

受付時間:12時~14時30分 実施時間:12時30分~15時

※当日は閉山期間のため入山無料(参加費要)・賞品有り。

※参加多数の場合、時間内でも早めに終了する可能性がありあります。

春休み大会の概要

日程:2019年3月21日(木・祝)

施時間:10時~15時

※入山料金150円・参加費300円が必要です。賞品あり。

※参加多数の場合、時間内でも早めに終了する可能性がありあります。

ゴールデンウィーク大会の概要

日程:2019年4月28日(日)・4月29日(月・祝)

実施時間:10時~15時

※入山料金150円・参加費300円が必要です。賞品あり。

※参加多数の場合、時間内でも早めに終了する可能性がありあります。

「鹿せんべい飛ばし大会」の参加方法

日程のみならず気になるのはその「参加方法」ですが、実は、「鹿せんべい飛ばし大会」には事前申し込みなどは一切必要ありません。

参加方法はいたって単純。開催日の開催時間帯に、若草山に入山し、山麓に設置されている受付で参加料金を払うだけです。

費用は、入山料150円(無料の場合あり)と、鹿せんべい代300円の計450円と、参加型のイベントとしては破格の安さとなっています。その上、近年は鹿をかたどったサンバイザーなど、この料金で「参加賞」までもらえてしまうということです。

若草山麓までのアクセス

鹿せんべい飛ばし大会に参加する上で、意外とわかりにくいのが交通アクセス。

東大寺や興福寺と比べ、若草山麓は近鉄・JR奈良駅から離れているためどうやってアクセスすればよいのかわからず迷われる方もいらっしゃいますが、現在では、土日祝日・観光シーズンには「ぐるっとバス若草山麓ルート」と呼ばれるバスが運行されています。

この「若草山麓ルート」は、駅から直接ご利用頂くことは出来ず、ぐるっとバスの「大仏殿前駐車場」と呼ばれるバス停から利用することになります。

大仏殿前駐車場バス停へは、近鉄奈良駅からぐるっとバス「大宮通りルート・奈良公園ルート」、JR奈良駅からはぐるっとバス「奈良公園ルート」をご利用頂くとアクセス可能です。なお、ぐるっとバスについては近鉄奈良駅のバス乗り場は「1番出口」を出て頂いた近くにあるぐるっとバス専用バス乗り場から、JR奈良駅からは「西口」の16番バス乗り場からご利用頂けます。

また、大仏殿前駐車場バス停へは、奈良交通の市内循環バスの「氷室神社・国立博物館前」バス停を降りて北側に少し歩く形でもアクセス可能です。

ぐるっとバスは各路線運賃は100円均一、奈良交通バスの市内循環は220円均一となっています。


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まとめ

以上、「鹿せんべい飛ばし大会」の内容などを簡単にまとめてきました。

基本的に、申し込み不要、鹿せんべいを投げるだけ。という余りにシンプルなイベントとなっているのがこの「大会」の特徴となっています。

また、参加制限や「競技部門」なども設けられていないことから、若草山に観光に来た方がその場の流れで参加して頂けるような仕組みとなっており、基本的に「ゆるゆる」の雰囲気の中でそれぞれの「チャレンジ」する姿にほっこりとする。そんなイベントになっています。

また、あくまでも投げるのも「鹿せんべい」なので、落下してそのまま放置されても鹿が全て食べてくださるので、環境にも優しいイベントとなっています。

もちろん、これに類する地域おこしイベントは全国にいくらでもありますが、「鹿せんべい飛ばし大会」は、その中でもとりわけユニークかつ敷居が低いイベントとなっていますので、是非皆さんも「一投」しに若草山麓に訪れてみてください。あっとう間の時間ではありますが、きっとよい思い出になること間違いありません。


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