奈良の山奥、奥座敷といってもよい美しい自然に囲まれた「室生エリア」。室生エリアを代表する寺院である「室生寺」は、特に春や秋には大勢の観光客でにぎわいを見せ、奈良県内の観光地の中でも独特の風情を見せることで知られています。
室生エリアは奈良市内から極端に遠いエリアではありませんが、その山深さもあり、交通アクセスが一般的には不便なエリアと思われがちです。奈良市内~室生寺方面へのアクセスは、基本的に「近鉄電車」+「奈良交通バス」または「JR・近鉄線乗り継ぎ」+「奈良交通バス」を使って行くことになります。
こちらでは、2つのアクセス方法(ルート・運賃など)について、なるべく簡単に解説をしていきます。
近鉄線のみでアクセスする(近鉄奈良・大和西大寺などから便利)
近鉄線を利用して室生寺へアクセスするルートは、奈良市内から室生寺への基本的な移動手段です。
電車は本数も比較的多く、バスの時刻に合わせれられば待ち時間もそれほど長くはなりません。但し、奈良駅からの運賃はJR線経由のルートよりも高めとなります。
近鉄線利用の場合、平城宮跡・西大寺・秋篠寺最寄りの大和西大寺駅、唐招提寺・薬師寺最寄りの西ノ京駅からは橿原線の電車が直接ご利用可能・乗り換え回数も1回のみですので、奈良駅周辺のみならず「奈良市内各エリアからの移動」に大変便利な存在です。
JR線経由でアクセスする(JR奈良駅から)
JR線経由で室生寺へ移動するルートは、乗り換え回数としては近鉄奈良駅から行く場合よりも少ない乗り換えで済むなど、シンプルでわかりやすいルートです。JR奈良駅周辺から室生寺へアクセスする場合はこちらのルートもご検討下さい。
デメリットとしては、JR万葉まほろば線は約30~60分間隔での運行のため、運行本数は限られています。また、特にお帰りは乗り継ぎのタイミングが悪い場合も考えられ、所要時間は場合によって長くなる場合もあります。
バスの本数と時刻には注意!
奈良駅・奈良市内から室生寺へのアクセス方法は、上記の2ルートのみとなります。
いずれのルートについても、近鉄室生口大野駅からは奈良交通バスの室生寺行きのご利用が必須です。
バスの時刻に合わせられていないとタクシー以外のアクセス方法がありませんので、バスを利用したい場合は電車の利用時刻を室生口大野駅のバス発車時刻に合わせて移動することをおすすめします。
奈良市内以外の各エリアから室生寺方面へアクセスする場合の情報については、上記の記事でご案内しております。