奈良市内(奈良駅)~飛鳥(明日香)エリアのアクセス方法をご案内【近鉄線】

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奈良県内でも奈良市内の各観光名所と並ぶ有名な観光地として有名な「飛鳥(明日香)」エリア

謎の石造物や不思議な古墳、神話に登場する数々の舞台など、飛鳥エリアは「古代ロマン」をしみじみと感じさせるのどかな地域となっています。

そんな飛鳥エリアは、奈良市からは南に25キロほど離れており、奈良市内からの距離は大阪市内(鶴橋)などとそれほど変わりなく、比較的離れた観光地となっています。

こちらのページでは、奈良市内から飛鳥(明日香)エリアへのアクセス方法について、ルートなどをなるべく簡単にご案内してまいります。

【基本ルート】飛鳥へは原則「近鉄線」を利用

ルート:近鉄奈良駅~【近鉄奈良線】~大和西大寺駅~【近鉄橿原線】~橿原神宮前駅または飛鳥駅(飛鳥駅へは橿原神宮前駅から吉野線に乗り換え)~【赤かめバス(奈良交通)】~明日香エリア各地のバス停
運賃:970円
(橿原神宮前駅経由・飛鳥駅経由で石舞台バス停までの場合)
所要時間:約1時間10~20分程度
(石舞台バス停までの場合)

飛鳥(明日香)エリアへのアクセスは、通常のルートとしては基本的に上記の「近鉄線利用」ルート一択です。

奈良市内からの場合、近鉄奈良駅などから電車に乗り、大和西大寺駅で橿原線に乗り換えて橿原神宮前駅まで行けば、あとは飛鳥エリアの各地域を巡る奈良交通バス「赤かめバス」に乗り換えればよいだけです。

健脚の方はハイキング気分で「甘樫丘」や「石舞台」方面など主要な観光スポットへ向けてへ歩くことも出来ますが、基本的にはバス(赤かめ周遊バス)のご利用がおすすめです。また、駅近くに営業所のある「レンタサイクル」を利用するのも便利です。

飛鳥エリア各観光スポット周辺から各駅へのバスは、閑散期や平日は1時間おきに、観光シーズンの土日祝日には30分おきに運転されています。

なお、「高松塚古墳」・「キトラ古墳」方面へ直接アクセスしたい場合は、橿原神宮前駅から吉野線に乗り換えて2駅目の「飛鳥駅」で下車すれば、徒歩でアクセスすることも可能です。また、飛鳥駅からも「赤かめバス」をご利用頂けます。

【参考程度】バス運行日に注意「桜井経由ルート」

ルート:JR奈良駅~【JR万葉まほろば線】~JR桜井駅~【奈良交通バス】~明日香奥山・飛鳥資料館西バス停
運賃:680円
所要時間:約1時間~

バスは平日は1日わずか3往復、土日祝日は一部期間限定で1日6往復の運行(運行日は奈良交通の発信する公式的な情報をご確認ください)です。本数が極めて少ない上運行されない期間があるため、時刻などには十分ご注意下さい。

基本的な奈良市~飛鳥エリア間のアクセス方法は、先にご紹介した近鉄線ルート一択ですが、補完的な・マイナーなルートとしては、JR万葉まほろば線を利用して桜井駅からはバスに乗り換え、飛鳥資料館周辺へアクセスするルートもあります。

こちらのルートは、運賃だけを見ると割安なルートですが、本数が極めて少なく運行されない日程があるため、基本的には利用はおすすめできません。バスの時刻に合わせられる場合で、飛鳥資料館のみを見学する場合に限ってはご利用頂いてもよいルートと言えるでしょう。

桜井駅のバスのりばは南口2番のりばからの発車です。なお、バスは飛鳥資料館西止めで、その他岡寺・石舞台・高松塚方面へは参りません。周辺にはレンタサイクルの営業所もないため、基本的に飛鳥資料館へ行く方、徒歩で飛鳥エリアを巡る方以外は利用しづらいルートです。

定期観光バスなどの利用もおすすめ

飛鳥エリアへは、奈良市内から直通の高速バス等は一切運行されていませんが、奈良交通の定期観光バスには飛鳥エリアを含むコースが設定されており、そちらをご利用頂くことで、自らスケジュールを立てることなく、奈良市内発着で飛鳥エリアの主要観光地を巡ることができます。

定期観光バスは運行日が限定されている場合がありますが、「大神神社と飛鳥めぐりコース」がご利用可能で、JR奈良駅・近鉄奈良駅発着・朝9時台の出発です。料金は一定の額がかかりますが、移動・拝観料・ガイドなどが込みの料金ですので、その点を考慮すると比較的リーズナブルな料金水準と言えるでしょう。

一部を除き、定期観光バスが混雑することはそれほど多くありませんので、通常のアクセス方法に加えてご検討になってみてもよいかもしれません。