奈良市内(奈良駅)~大神神社(三輪駅)のアクセス方法をご案内【JR・近鉄】

各種お役立ち情報

手つかずの森林で覆われた「三輪山」を「ご神体」とする「日本のこころ」の源泉のような存在として、単なる「パワースポット」を超えた信仰を現在も集め続ける奈良・桜井市の「大神神社」

大神神社は奈良市内中心部からは南に20キロほど離れた「山辺の道」沿いにあり、奈良市内の高台からもその手つかずの「神山」の荘厳な姿を眺めることができます。こちらでは、奈良市内(奈良駅など)~大神神社間へのアクセス方法について、なるべくわかりやすくご案内してまいります。

JR線を利用するアクセス

ルート:JR奈良駅(1番のりば)~【万葉まほろば線】~JR三輪駅~【徒歩】~大神神社
運賃:330円
所要時間:約25分
運行間隔:約30~60分間隔

東大寺・興福寺・春日大社・奈良公園へもアクセスしやすい近鉄・JR奈良駅周辺からは、「JR奈良駅」からの「JR万葉まほろば線」をご利用の上、大神神社最寄りのJR三輪駅へアクセスします。

電車は乗り換えなしで運賃もそれほど高くありませんが、運行本数が県内を走る電車としては少ない部類に入りますので、あらかじめ時刻をご確認の上ご利用頂くことをおすすめします。

なお、混雑するお正月期間については、「奈良駅~三輪駅~桜井駅」の間が日中約20分おきの運転に増発され、両数も通常の2両から4両もしくは6両に増結されます。

近鉄奈良駅からはJR奈良駅まで徒歩10分少々、またはバスで3~5分程度でアクセス可能です。なお、近鉄奈良駅からの場合近鉄線経由のルートを利用することも可能ですが、後述するように「奈良・世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野コース)」のような乗り放題きっぷをご利用の場合を除き、JR奈良駅まで行き万葉まほろば線を利用するのが無難です。

近鉄線を利用するアクセス

唐招提寺・薬師寺など西の京エリア、平城宮跡エリアなど奈良駅から離れた場所から大神神社へアクセスする場合、近鉄電車・JR線を乗り継ぐルート、奈良駅まで行きJR線を使うルートの2種類があります。

一例として、唐招提寺・薬師寺最寄りの近鉄西ノ京駅からのアクセス方法は以下の通りです。

ルート1:近鉄西ノ京駅~【近鉄橿原線】~近鉄大和八木駅~【近鉄大阪線】~近鉄・JR桜井駅~【JR万葉まほろば線】~JR三輪駅
ルート2:近鉄西ノ京駅~【近鉄橿原・天理線】~近鉄・JR天理駅~【JR万葉まほろば線】~JR三輪駅
運賃:天理経由570円・桜井経由680円
所要時間:約30~1時間
(乗り継ぎのタイミングなどによる)
※桜井駅からはバス利用が便利な場合もあり

近鉄線を利用の場合、「天理経由」と「桜井経由」の2ルートがありますが、いずれの利用でも所要時間や利便性に大差はありません。

天理経由の場合、橿原神宮前行きにご乗車の上、途中の平端駅で天理行きに乗り換えるパターンが多いほか、一定本数西ノ京駅から天理駅への直通電車も運行されています。なお、天理駅からは桜井方面行きのJR万葉まほろば線をご利用下さい。

桜井経由の場合、近鉄大和八木駅で乗り換えが必要です。また、桜井駅から大神神社へは、JR万葉まほろば線に乗り換えて最寄りの三輪駅へ行くルートが基本ですが、土日祝日は大神神社二の鳥居前までの路線バスを使うことも可能で、初詣シーズンにも臨時バスが運行されています。

なお、上記では西ノ京駅からのアクセス方法をご紹介しておりますが、「大和西大寺駅」などその他市内各駅からの場合でも、近鉄橿原線などを利用してアクセスする要領に変わりはありません。

運賃については、近鉄線と奈良交通バスの乗り降り自由のフリー乗車券である「奈良・世界遺産フリーきっぷ(奈良・斑鳩・吉野コース)」などをお持ちの方は、大神神社から桜井駅までの路線バス(臨時ではない土日祝日の通常運行便)・近鉄線を利用される場合、改めて運賃をお支払い頂く必要はありません。

奈良駅方面からアクセスされる場合でも、時間はやや長くかかりますが、上記お得なきっぷをご利用の場合、こちらのルートを選択して頂ければコストカットして頂くことが出来ます。

大神神社へは定期観光バスの利用もおすすめ

奈良市内~大神神社の観光ルートとしては、運行日が限定されている場合がありますが、奈良交通の定期観光バスには大神神社を含むコースが設定されており、そちらをご利用頂くことで自らスケジュールを立てることなく、奈良市内発着で大神神社へお参りすることが出来ます。

定期観光バスは「大神神社と飛鳥めぐり」がご利用可能で、JR奈良駅・近鉄奈良駅発着・朝9時台の出発です。料金は一定の額がかかりますが、移動・ガイドなどが込みの料金ですので、その点を考慮すると比較的リーズナブルな料金水準と言えるでしょう。