奈良市内(奈良駅)~法隆寺へのアクセス方法をご紹介【JR線・バス】

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日本はおろか、世界的にも有名な「国内最古の寺院」である法隆寺。その境内は世界遺産にも指定され、奈良市内の東大寺や興福寺に匹敵するほど多くの観光客が日々訪れています。

法隆寺は、奈良市内からは距離的には10キロ程度しか離れておらず比較的近いエリアとなっており、公共交通機関による「交通アクセス」は基本的に「電車(JR大和路線)」の利用が基本で、状況に応じて「奈良交通バス」を利用する形となります。

当ページではそれぞれのアクセス方法についてシンプルにご紹介してまいります。

JR線を利用する

ルート:JR奈良駅~【JR大和路線】~JR法隆寺駅~【路線バスまたは徒歩】~法隆寺
運賃:230円
所要時間:約11分~
(法隆寺駅まで・法隆寺へは駅からアクセス方法に応じ10~20分程度)

奈良市内と法隆寺を結ぶ最も便利な・基本的なルートはJR大和路線を利用するルートです。

JR奈良駅・JR法隆寺駅からは、法隆寺拝観時間にあたる昼間時には「大和路快速」が約15分おきで運行されており、奈良駅の場合2番のりば・3番のりばから電車が発車しています。

奈良駅~法隆寺駅間の所要時間は10分少々と短く、マイカーなどでアクセスすると30分程度は掛かることから考えると非常にスムーズなアクセス手段となっています。

なお、JR法隆寺駅は法隆寺境内からは1キロ以上離れています。徒歩によるアクセスも可能ですが、昼間時は約20分おきに直通路線バス(法隆寺参道バス停まで・運賃190円)が運行されていますので、そちらをご利用頂くのもおすすめです。

法隆寺駅への・法隆寺駅からのアクセス方法(バス・徒歩)については、上記の記事で詳しく解説しておりますので、そちらも合わせてご参照下さい。

奈良交通バスを利用する

ルート:各寺社最寄りのバス停・近鉄奈良駅・JR奈良駅バス停など~「法隆寺前」バス停
※利用路線「奈良・西の京・斑鳩回遊ライン(法隆寺前行き)」
運賃:570円~770円
所要時間:約1時間~1時間30分
(乗車バス停による・所要時間は法隆寺前バス停まで)

◇「奈良・西の京・斑鳩回遊ライン」の主要バス停
<春日大社>春日大社本殿バス停
<東大寺(大仏殿など)>東大寺大仏殿・国立博物館バス停(奈良方面行きの場合東大寺大仏殿バス停)
<興福寺>県庁前バス停
<薬師寺>薬師寺駐車場バス停
<唐招提寺>唐招提寺東口バス停

JR線と異なり、法隆寺のすぐ近くまでアクセス可能な交通手段としては、奈良交通バスの「奈良・西の京・斑鳩回遊ライン」をご利用頂くルートもあります。

こちらは所要時間は1時間以上、運賃もJR線の倍以上と必ずしも使いやすいルートとは言い難い側面もありますが、奈良の主要観光地(春日大社・東大寺・興福寺・奈良公園・唐招提寺・薬師寺一帯)から法隆寺前バス停まで「直通・乗り換えなし」でアクセス可能という点では観光に便利なバス路線となっています。

また、この路線は以下のお得なきっぷもご利用頂けます。
・奈良交通バスのフリー乗車券類のうち1000円の「奈良公園・西の京・法隆寺 世界遺産1-DayPass Wide」と1500円の「奈良・大和路2Day Pass」
・近鉄線の「奈良・斑鳩1dayチケット」・「世界遺産フリーきっぷ」

あらかじめ上記のお得なきっぷ類をお持ちの場合は、「770円」の運賃を追加で払う必要などは一切ありませんので、JRを使わずにバスでのんびり奈良市内に移動してみてもよいでしょう。

特に、奈良交通の「奈良公園・西の京・法隆寺 世界遺産1-DayPass Wide」をご利用の場合、実質的な運賃は片道500円となり、往復の場合は通常運賃よりも安く利用することもできます。

法隆寺への定期観光バスもおすすめ

奈良市内~法隆寺間の観光に伴う移動については、電車で移動するのみならず、奈良交通バスが運行する「定期観光バス」を利用するという方法もあります。

定期観光バスについては、「法隆寺・薬師寺・唐招提寺コース」で唐招提寺・薬師寺・法隆寺などをまとめて巡ることが可能です。スケジュールを自分で立てることなく、移動や拝観の料金も込みで利用できるため、はじめての奈良観光などにはぴったりと言えるでしょう。