蓬莱神社の狛犬

【蓬莱神社】垂仁天皇陵をお守りする神社には「笑う狛犬」がいる

概要

蓬莱神社(ほうらいじんじゃ)は、「唐招提寺」や「垂仁天皇陵」等の歴史スポットから比較的近い奈良市郊外に位置する小さな神社です。

神社の歴史、由来はその創建時期なども含めは定かではありませんが、明治期に垂仁天皇陵を守護する役割をはたしてきた「兵庫山神社」という神社(垂仁天皇陵に複数ある陪塚の一つにありました)を合祀したため、隣接する御陵は「安康天皇陵」ですが、現在は垂仁天皇陵を守る神様の役割も果たしていると言えます。現在の本殿はその合祀の際に建立されたもので、それほど古い歴史は持っていません。なお、祭神須佐之男命(すさのおのみこと)とその妻である櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)となっています。

なお、「蓬莱」の名の由来は、現在の地名「宝来」にも反映されているように、垂仁天皇の時代に活躍した「田道間守(たじまもり)」が、天皇の為に「常世の国」の「蓬莱山」に「非時香菓」(ときじくのかぐのみ)と呼ばれる不老不死になる実を探しにいったことに由来すると言われています。

ため池の横にある神社の境内は、小さいながらもうっそうとした森が広がっており、昼間でも薄暗くどこかひんやりとした不思議な雰囲気に包まれています。一方で、その神秘的な雰囲気とは裏腹に、境内地に複数ある「狛犬」の表情は大変愛嬌のある「笑い」を浮かべたようなお顔をしておられ、神社好きの人々にはよく知られた存在にもなっています。ちなみに「笑う狛犬」は市内ではその他に奈良町エリアの「鎮宅霊符神社」、また西大寺近くの「十五社神社」などでもご覧いただけます。

蓬莱神社は交通アクセスはそれほど便利ではありませんが、安康天皇陵、喜光寺、垂仁天皇陵等の散策のついでに立ち寄りやすい位置にありますので、ぜひ一度「笑う狛犬」の表情を確かめに行ってみてはいかがでしょうか。

蓬莱神社(奈良市)の風景

蓬莱神社の鳥居

蓬莱神社の社殿

蓬莱神社の本殿

「笑う」狛犬

アクセス

近鉄尼ヶ辻駅下車、西に徒歩15分

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅、尼ヶ辻駅から「学園前駅(南)※尼ヶ辻駅経由」行き乗車、「宝来」下車、北西に徒歩6分

 

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