手力雄神社(奈良市)

【手力雄神社】三条通り沿いに設けられた春日大社末社

ごあんない

奈良のメインストリート沿いにある知られざる空間

手力雄神社(たぢからおじんじゃ)は、名実ともに奈良のまちの「メインストリート」である「三条通り」の傍らにあり、猿沢池や興福寺からもほど近い位置にあるごく小さな神社です。

神社の位置は意識して探さない限りわかりにくい位置にあり、神社は三条通りに面する位置にある「奈良縣里程元標・御高札場」というかつて存在した立て札などを復元したものの右側に小さく伸びる「石段」を登った先に位置しています。そのため通りからは目を凝らさなければその存在は確認できず、観光客が神社に立ち寄っている姿はほぼ見かけることはありません。

神社は春日大社の末社の一つです

神社は興福寺の敷地にほぼ隣接する形で建っていますが、現在は春日大社が多数有する60を超える摂末社のうちのひとつとして機能しています。

祀られている祭神「天手力男命(あめのたぢからおのみこと)」であり、この神様は天岩戸の中から天照大神を引っ張り出した「力」の持ち主として神話に登場する存在となっています。

木々に包まれた空間は思いのほか静か

高札場や神社の上には大変立派な大木が生えており、春や夏にはあふれる緑が神社を包み込むような形となっており、真横の「三条通り」の賑わいとは全く異なる静寂な雰囲気に包まれています。またかつては同じような位置に「柳」の大木が生えていたとも言われ、強風で倒れるまでは一面の柳に包まれた風景が広がっていたようです。

神社自体は大変小さなもので、地図などにもほとんど掲載されていないような存在ではありますが、隣接する高札場などと同様、奈良の歴史感を気軽に感じて頂ける空間となっていますので、三条通りを歩かれる際には少しだけ立ち寄ってみてもよいかもしれません。石段を上がり、小さな本殿に参拝するだけですので、時間もほとんど掛かることもありません。

手力雄神社の風景

三条通り沿いから石段を登った先にある手力雄神社。小さな境内は三条通りと興福寺境内、また奈良基督協会の敷地に囲まれたような位置にありますが、中心街に隣接する場所とは思えない静かな雰囲気の空間になっています。

手力雄神社(奈良)の燈籠

奈良・三条通り沿いに生える巨木(手力雄神社前)

境内地は巨木に覆われるような形となっており、常に少し薄暗くなっていますが、それがむしろ趣ある風景を生み出しています。

アクセス

近鉄奈良駅から南に徒歩6分

JR奈良駅から東に徒歩13分

※「東向商店街」や「餅飯殿商店街」を抜けて三条通りに出てからわずかに猿沢池寄り(東側)に行くと、北側に巨大な木の立て札「里程元標・御高札場」があり、その横に少し急な石段が伸びていますので、その最上部まで行って頂くと朱色の本殿がすぐに見えて参ります。

近隣スポット

奈良縣里程元標・御高札場は石段を降りてすぐ、周辺は三条通り界隈一帯、猿沢池から西にすぐ、餅飯殿商店街入り口・東向商店街南入り口・「中谷堂」周辺から東にすぐ、奈良町「元林院町」界隈から北に徒歩2分、興福寺南円堂から南西に徒歩3分

手力雄神社周辺地図