京終地蔵院(奈良)

【京終地蔵院】美しい阿弥陀三尊をご覧いただける隠れたスポット

ごあんない

少しわかりにくい場所にある堂々たる地蔵院

「京終地蔵院」は京終駅や飛鳥神社(京終天神社)にほど近い奈良町南側の「隠れた観光ゾーン」として近年地域活性化の取り組みが進められている「京終(きょうばて)」エリアの一角、ごく普通の住宅街の中に位置する大変小さなお堂です。地蔵院は道路に面した位置にあり、奥に広がる墓地への入り口にもあたる小さな屋根の下には、一見気づかずに通り過ぎてしまいそうな風景となっていますが、実に立派な石仏たちが多数祀られています。

圧巻の阿弥陀三尊は必見

地蔵院で有名な存在としては「京終阿弥陀」と呼ばれ信仰を集めた南北朝時代の様式を持つ阿弥陀三尊が知られており、現在も正面には像高170センチ、横幅100センチを超える比較的大きな「阿弥陀如来」が、そして左右には阿弥陀如来と比べるとこじんまりとした「勢至菩薩」と「観世音菩薩」がその立派な姿を留めています。なお、この地蔵院自体の創建は比較的新しいと言われており、これらの石仏は近隣にかつて存在した辻堂から移されてきたものとされています。

生活文化・庶民信仰の歴史を味わえるスポットです

地蔵院には、これら立派な阿弥陀三尊以外にも、京終エリア各所から集められた小さな石仏が所狭しと並べられており、京終エリアのまちなみにふさわしい穏やかな風情を感じさせる風景を生み出しています。地蔵院の外観は石仏以外に関しては一般の民家のような構造となっており、その位置も飛鳥神社等と比較するとわかりにく場所となっていますが、立派な石仏たちの姿は一見の価値があるものですので、京終エリアの散策時にはぜひ立ち寄っておきたいスポットと言えるでしょう。現在のところ、観光案内や観光情報サイトに掲載されている事例はほとんどありませんが、「奈良町」周辺の生活文化及び庶民信仰の営み・歴史を感じさせるスポットとして、今後注目を浴びることになりそうな予感を感じさせるスポット、またもっと知られるべきスポットとなっています。

京終地蔵院の風景

京終地蔵院の外観

ごく普通の住宅地の一角にあり、柵に囲まれているため少し確認しづらくなっている「京終地蔵院」の入り口。敷地の奥は一般のお墓となっており、道路の真横のエリアが地蔵のある空間となっています。

京終地蔵院の内部

道路側からはほとんど何も見えない地蔵院ですが、いざ地蔵院の中に入ってみると、驚くほど多くの石仏達にお出迎えされることになります。

京終地蔵院の阿弥陀三尊

奈良町・京終・紀寺界隈では最大級の石仏とも言える阿弥陀三尊は、観光客からの知名度は大変低いものの、周辺散策の折には必ず見ておきたい圧巻の存在となっています。

京終地蔵院の石仏達

京終地蔵院の案内板

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環内回り」乗車、「綿町」下車、南に徒歩3分

※綿町バス停周辺には目立った道標等はありません。また地蔵院へのルート上に目印となりやすい建物なども特にありませんので、訪問にあたっては地図で位置を確認しながらアクセスされることをおすすめします。

JR京終駅から北に徒歩2分

※京終駅の出口を出て頂いて、左側に伸びる道を道なりに進んで頂くと、すぐに地蔵院が見えてきます。

近隣スポット

飛鳥神社(京終天神社)から南西に徒歩2分、称念寺から南に徒歩5分、奈良町南観光案内所から南西に徒歩5分、璉珹寺から西に徒歩8分、崇道天皇社から西に徒歩8分、徳融寺から南に徒歩8分

京終地蔵院周辺地図