【広岡町】地域の基本情報【奈良市最北端の地】 | 奈良まちあるき風景紀行

【広岡町】地域の基本情報【奈良市最北端の地】

廣岡(奈良市広岡町)の農村風景 市内名鑑

奈良市内では最も北にあたる東部山間部の「広岡町」。こちらでは、地域の基本的な情報や一帯の風景についてご紹介していきます。

概要

奈良市の広岡町は、奈良市の東部山間部一帯の「北端」にあたる位置にある農村集落です。

北と東西を京都府に囲まれたその集落は川遊びや笠置山(笠置寺)で有名な観光地である京都府笠置町の中心部と隣接する形になっており、奈良市内の他のエリアとは切り離された位置関係を持つ地域となっています。

廣岡という地名の由来は、橘諸兄の弟である橘佐為の子女で光仁天皇の皇后とも言われる「廣岡夫人」という女性に関係するものともされ、現在市内の田原地区にある光仁天皇陵は『続日本記』によれば延暦5年(786年)10月28日、「廣岡山陵」から田原地区に改葬されたと記されており、この廣岡山陵が廣岡地区にあったとも考えられます。(一方で奈良市街地北部の「法蓮町」にも「廣岡寺」なる寺院があったとされ、また現在も廣岡を名乗る姓が比較的多いことから、法蓮地区との関連性も考えられているため、その詳細は定かではありません。)

集落は大変小さなものであり、風景自体は大きな田園が広がったり、日本家屋が密集しているといったようなダイナミックなものではありませんが、蕎麦の店や大変ユニークな「こうもり博物館」が立地し、また集落内には九頭神社と呼ばれる実に古めかしい神社が鎮座しているなど、「知られざる奈良」の雰囲気をしみじみと味わうにはぴったりの場所となっています。

なお、かつてはJR奈良駅から当集落を抜け「笠置駅」までバスが走っていましたが、現在は集落の手前に位置する「広岡」バス停までの運行となっており、集落脇にあるバスの折り返し場などはいかにも「奈良市の最果て」らしい雰囲気を醸し出す存在となっています。

広岡集落周辺の風景・みどころ

笠置方面を眺める「廣岡(広岡)」エリア

広岡(廣岡)集落は、木津川に流れ込む細い谷筋に沿って、京都府内、笠置町中心部に向かってなだらかな下り坂が続くエリアに位置しています。広岡集落からは、奈良市内のその他エリアなどは一切見渡せない状況となっており、少し離れた場所に見える山は木津川の対岸の山々と、地理的には京都府と言ってもよい位置関係となっています。

奈良市の最果て「広岡」バス停(奈良交通)

奈良交通バスの「広岡」バス停。バスはあとわずか3分ほど走れば「笠置駅」まで行けるにも関わらず、10年以上前からはこの「広岡」止まりとなってしまいました。

こうもり博物館(奈良市広岡町)

広岡地域には、「こうもり博物館」というその他エリアでは見ることができないようなユニークな施設もあるなど、知る人ぞ知る観光地にもなっています。また地域内には九頭神社と呼ばれる神社も鎮座しています。

一帯は車道のみで、散策に適した環境ではありませんが、ドライブで通り抜ける

交通

広岡町は、奈良市でありながら最寄り駅はJR関西本線の笠置駅(京都府笠置町)であり、徒歩で約10分~20分程度でアクセス可能です。

また、奈良交通バスをご利用の場合はJR・近鉄奈良駅から「広岡」行きに乗車し、終点「広岡」バス停下車ですが、バスの本数が非常に少なくなっています。そのため一般的にはJR線のご利用が無難です。

車でアクセスする場合は、奈良市内からは国道369号線から途中の中ノ川交差点より県道33・47号線経由でアクセス可能です。また、笠置方面からは国道163号線沿いから数分で到着します。

地図

広岡町は、北側と東側は京都府相楽郡笠置町笠置、西側は京都府木津川市加茂町山田、南側は奈良市下狭川町と隣接しています。