【春日野園地・浮雲園地】広々とした芝生が広がる奈良公園内有数の「憩いの場」

観光スポット・みどころ

当ページの内容を含め、奈良の観光スポットに関連する内容は原則としてコロナ禍前を中心とした状況に基づく「アーカイブ」的内容となっており、その後状況が変化している場合があります。
最新の状況については、各スポットに関する公式サイト、または観光協会などの情報発信などを別途ご確認下さい。

観光のご案内

飛火野に次ぐ規模の芝生が広がる空間は観光イベントの開催地にも

「春日野園地・浮雲園地」は「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停からほど近く、東大寺南大門・大仏殿へと向かう参道の東側一帯に広がる奈良公園最大の「芝生広場」です。

奈良の観光客の主要な動線として年間を通して大勢の人々が行き交い、思い思いの「憩いの時」を過ごす園地は、「ムジークフェスト」・「燈花会」・「奈良瑠璃絵」などのイベントも開催されるなど、奈良公園内で最も賑わうエリアの一つとして広く知られています。なお、浮雲園地とはバス停近くの「奈良春日野国際フォーラム甍」へと向かうルート上の芝生広場、春日野園地はその北側、小さな川の流れる並木道を超えた先にある大規模な芝生広場のことを指していますが「憩いの空間」としては一体的な存在となっています。

桜や百日紅など、季節ごとの風景が美しい

広々とした園地にはベンチや休憩所が所々に設置されており、若草山、春日山(御蓋山)、大仏殿方面を広く見渡すことが可能となっています。また園地周辺は春は、夏は百日紅(サルスベリ)、秋は紅葉で美しく彩られ、憩いのひと時を過ごしながら季節の風景やすがすがしい眺めを楽しんで頂けます。また、観光客が行き交う時間帯ではありませんが、飛火野と同様に冬の晴れた早朝には「霜」がおりた芝生に鹿たちが行き交う姿が見られ、早朝の寒ささえ厭わなければ実に幻想的な光景を目にすることが可能です。

飛火野や浮見堂などと並ぶ奈良公園の「顔」として知られる園地ですが、余りに広々とした空間であるために、常に大勢の観光客で賑わうものの、決して人で溢れかえるようなことはありません。地元住民の朝夕の散歩から観光客の憩いのひと時、出張してきたビジネスマンの「わずかな奈良見物」のひとときにも、あらゆる人々のあらゆる「憩い」に常に対応できる懐の深い「園地」として、今日も春日野園地・浮雲園地は変わらず美しい風景を人々に見せてくれています。

春日野園地・浮雲園地の風景

浮雲園地周辺から若草山を望む

「東大寺大仏殿・春日大社前」などのバス停を降り、東大寺や若草山方面へ歩いていくと、目の前に広がる芝生広場が「浮雲園地」。園地からは「奈良春日野国際フォーラム甍」の長い瓦屋根や若草山を広々と見渡す、大変気持ちの良い風景が広がります。また、「鹿」を見て楽しむ観光客の姿が最もよく見られるのも浮雲園地周辺となっています。

奈良公園の美しいサルスベリ(百日紅)

園地の端には、奈良公園の「夏」の魅力のひとつである「サルスベリ(百日紅)」の立派な花も咲き誇り、西日に照らされて生き生きと輝く姿が見られます。

春日野園地・浮雲園地界隈(奈良公園)
広々とした春日野園地(桜シーズン)
春日野園地の桜(若草山を望む)

「浮雲園地」の北にある「春日野園地」は、飛火野に匹敵するような広大な芝生広場となっており、眺めの良さもさることながら、ベンチなどでくつろぎながら憩いの時間を過ごすのに適したスペースとなっています。また春先は奈良公園内の桜のみどころの一つとなっており、園地を取り囲むようにソメイヨシノが咲き誇ります。

次項では、交通アクセスについてご案内致します。

アクセス(電車・バス)

近鉄・JR線各駅からのアクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」「高畑町」「山村町」「藤原台」「鹿野園町」「奈良佐保短期大学」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、北にすぐ、または「春日大社本殿」行き乗車、「東大寺大仏殿」バス停下車、北にすぐ

近鉄奈良駅から東に徒歩20分

JR奈良駅から東に徒歩30分

周辺のみどころ・観光スポット

東大寺南大門から南にすぐ、氷室神社から東に徒歩2分、飛火野から北に徒歩3分、片岡梅林から北に徒歩3分、東大寺大仏殿から南に徒歩5分、東大寺二月堂から南西に徒歩5分、東大寺法華堂(三月堂)から南西に徒歩5分

春日野園地・浮雲園地周辺地図