山上八幡神社(奈良市)

【奈良・佐紀路】秀吉ゆかりの杉のある「山上八幡神社」ってどんな神社?境内を写真でご紹介!

ごあんない

古墳群のすぐそばにある立派な神社

山上八幡神社は近鉄大和西大寺駅の北東側、近鉄平城駅にも近いやや小高い丘に建つ神社です。神社の境内は全国有数の古墳群として知られる「佐紀盾列古墳群」に取り囲まれるように位置しており、周囲にはかつて神功皇后陵であるとされていた日葉酢媛命陵(ひばすひめのみこと)、また称徳(孝謙)天皇陵、成務天皇陵、瓢箪山古墳、猫塚古墳など数々の古代古墳が位置しており、うっそうとした古墳の「森」に囲まれた小道を歴史愛好家が地図を片手に散策する姿も多く見られます。

創建は江戸時代とされる一方、秀吉にまつわる伝説も

古墳に囲まれた神社の創建自体は、江戸時代に入ってからの延宝5年(1677年)とも言われていますが、その詳しい由来については不詳となっています。しかしながら神社の周辺には中世に反映した寺院である「超昇寺」、またその周辺を戦国時代にかけて陣地とした藤原鎌足の末裔とも言われる超昇寺氏の城郭があったことで知られており、超昇寺氏の信仰を受けていた神社としても知られています。

また境内の北側、社殿左後方にそびえる杉の木は、神社の創建時期とは前後しますが、 天正19年(1591年)に豊臣秀吉が朝鮮出兵に際してその成功を祈り手植えした実に由緒ある神木であるとされているほか、拝殿には合戦の様子を鮮やかに描いた大きな絵馬が奉納されている事でも知られています。なお、山上八幡神社の祭神天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)・八幡大明神(やはたのだいみょうじん)・春日大明神(かすがのだいみょうじん)となっています。

知名度は決して高いとは言えない神社ですが、美しく手入れされた境内は実に神社らしい引き締まった雰囲気が漂い、市街地周辺であるにも関わらず多数の古墳に囲まれているため、静寂かつ自然豊かな環境を味わうことも可能となっています。周辺は先述したように佐紀盾列古墳群の中心的ゾーンとなっているため散策客は多くなっており、古墳めぐり、古代ロマンを味わうひとときを過ごす途中に立ち寄るには便利なスポットともなっています。

山上八幡神社の風景

鳥居・参道

山上八幡神社(奈良市)

山上八幡神社の参道

古墳の南側に広がる境内への入り口は、「これぞ神社」と言いたくなるような美しい鳥居と参道が整備されています。

拝殿(絵馬)

山上八幡神社の拝殿には、その他の神社でも見られる奉納絵馬がとりわけ多数あることが特徴になっており、古い絵馬から新しい絵馬まで色とりどりの絵柄を見て頂けるようになっています。

本殿

山上八幡神社の本殿

本殿は朱色ではなく、木の色がそのまま残されている市内では少し珍しいタイプの建物になっています。

その他境内の風景

山上八幡神社のクスノキ

山上八幡神社の狛犬

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄大和西大寺駅から北東に徒歩15分

近鉄平城駅から南東に徒歩10分

※いずれの駅からも距離的には比較的近い位置にありますが、周辺道路は細い路地のように入り組んだ形となっている場合が多く、道に迷ってしまいやすいため、神社そのものを目印にアクセスすることは比較的難しくなっています。神社へアクセスする際には、成務天皇陵をはじめとする古墳群の「森」を目印にアクセスして頂くほうが無難と言えるでしょう。

近隣スポット

日葉酢媛命陵から南に徒歩3分、成務天皇陵から南東に徒歩3分、称徳(孝謙)天皇陵から東に徒歩8分、第一次大極殿から北西に徒歩12分、平城天皇陵(市庭古墳)から北西に徒歩12分

山上八幡神社周辺地図