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【奈良駅周辺】かつての駅前商店街「船橋商店街」ってどんなところ?【レトロ感】

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船橋商店街の町並み

ごあんない

・船橋商店街(ふなはししょうてんがい)は、JR奈良駅の北方・近鉄奈良駅の西方にあたる市街地に南北に伸び、奈良駅周辺のにぎわいからはやや離れたエリアに位置する商店街です。

・JR奈良駅周辺から興福院などがある「佐保」エリアへ向かう最短ルートでもある商店街の道沿いには、一般の住宅となっているものやシャッターを閉めたままの店舗も比較的多くなっているのが現状ですが、現在でも昭和レトロ感を感じさせる「パン屋さん」をはじめ、20軒ほどの個性的な店舗が軒を並べ静かに営業しています。

・かつて、現在は地下を走る近鉄奈良線が地上を走り「路面電車」のように奈良駅まで伸びていた時代、商店街の南端には近鉄電車の「油阪駅」が存在し、商店街はその「駅前商店街」として大いに繁栄していました。1969年に廃止された油阪駅はその代替として西側に離れた「新大宮駅」に変わり、それまでは「国鉄奈良駅」と「近鉄油阪駅」の両方に近く、当時は奈良交通の拠点的バスターミナルも近くに存在していた船橋商店街は「油阪」エリアの拠点性が失われるにつれ、次第に衰退していく歴史を辿りました。

・そのような衰退を辿った現在も、春には佐保川の桜並木周辺で商店街の人々が関わる桜祭りが開催されるため、その時期には比較的人通りが多くなることもあります。しかし「奈良きたまち」のエリアからも外れた周辺は、通常時は一部のコアな「まちあるき」を楽しむ人々を除いて観光客はまばらな状況となっています。

・しかし、それ故に「昭和」の香りを色濃く残す店舗や町並みが広がっており、元より大阪や京都のような「商店街天国」とは異なりノスタルジック商店街が少なく、また観光ルート化されたところでは過剰なほどに整備が進みがちな奈良市内においては貴重な、本来の「商店街」らしい空間ともなっています。

船橋商店街の風景

船橋商店街の南側入り口

南側はJR奈良駅や近鉄奈良駅に近い「大宮通り」沿い、そして北側は「大仏鉄道記念公園」近くにそれぞれ商店街の入り口を示すゲートが設けられています。このゲートは比較的新しいものとなっており、商店街の店舗のレトロ感とは少し違った雰囲気を感じさせています。

船橋商店街(奈良)の中央部

商店街は写真から見てもわかるように、店舗と一般の住宅が混在する状況となっています。なお、近くには奈良県立大学があり、学生たちが駅から通学するルート上にも位置しています。

レトロ感あふれる看板群(船橋商店街)

商店街には所々にこのようなレトロ感あふれる看板が設置されています。奈良市内の商店街は「観光ストリート」化された所、もしくは商店街の機能が完全に失われ、一般の住宅地に変化した所に二極化する傾向があり、このような「商店街」らしい雰囲気を感じさせるエリアは、おなじく「きたまち」エリアの「花芝商店街」界隈を除いてはなかなか見られない風景となっています。

アクセス

JR奈良駅から北に徒歩5分

近鉄奈良駅から西に徒歩8分

奈良交通バス

・各バス路線(ほぼ全てのバスが参ります)「油阪船橋商店街」バス停から北にすぐ

近隣スポット:大仏鉄道記念公園から南にすぐ、興福院から南に徒歩8分(商店街北端)、西方寺から西にすぐ、開化天皇陵から北西に徒歩5分、三条通り界隈(JR奈良駅周辺)から北に徒歩5分(商店街南端)

周辺地図

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