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【ならまち】笑う狛犬のいる陰陽師スポット「鎮宅霊符神社」ってどんなところ?歴史・みどころなどを徹底解説!

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鎮宅霊符神社の境内地を望む

ごあんない

ならまちの町並みと調和した小さくも美しい神社

鎮宅霊符神社(ちんたくれいふじんじゃ)は、元興寺や御霊神社、町家群などが立ち並ぶ奈良町の中心的エリアからやや西よりの坂道沿いに位置する神社です。神社は町並みと一体的な存在となっており、一見見つけづらいほどであるほか、坂道の周辺は「奈良町からくりおもちゃ館」などがあり、ならまちの穏やかな生活文化を感じて頂けるエリアとなっています。

独特の雰囲気あふれる「陰陽師」ゆかりの地

神社の入り口に鳥居はなく、その前を通るだけでは見過ごしてしまいそうなひっそりとした神社の創建平安時代後期の永久5年(1117年)と言われ、「元要記」と呼ばれる歴史資料には、「南都四箇陰陽師之に勤在す」と記されていることから陰陽師ゆかりの神社としても知られています

実際に、神社の位置する場所は現在でも「陰陽町(いんようちょう)」と呼ばれる独特の地名を持つ地域であり、かつては周辺に時間と暦を司る「陰陽師」たちが住み、江戸時代を中心に奈良暦(南都暦)が作られていたと言われています。

神社の祭神は天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)であり、『古事記』において高天原に最初に出現した神様と言われる一方で「北極星の神」であるともされるなど、「陰陽師の神」としてふさわしい祭神となっています。

境内におられる「笑う狛犬」は必見

小さな境内には本殿及び拝殿のほか、境内社としては住吉三神をお祀りする住吉神社が神社の北側に設けられています(神社に設けられたお札には住吉三神を表す通常の表記はなく、陰陽道風の神様のお名前が記されています)。

また、特徴的なものとしては拝殿の前に置かれ、大笑いをしているような表情に見える左右二対の阿吽の「狛犬」があり、参拝者などにはよく知られた存在となっています。

現在は南東に位置する御霊神社が管理しており、御朱印等も御霊神社の方で発行されるため、通常は無人の神社となっています。しかしひっそりとしたその佇まいは、中世・近世の奈良町の雰囲気をどことなく感じさせるものとして、奈良町散策の折にぜひ訪れておきたいスポットになっています。

鎮宅霊符神社の風景

鎮宅霊符神社の入り口

坂道の途中にひっそりと佇む鎮宅霊符神社鳥居が存在せず、人家の入り口かと勘違いしてしまいそうな小さな門をくぐり抜けて境内に入ることになります。その外観上一見入ってよいものか躊躇してしまいそうな雰囲気となっていますが、門が開いている限り自由に参拝して頂けます。

鎮宅霊符神社の拝殿

境内に入るとすぐに小さな拝殿が見えてきます。

奈良・鎮宅霊符神社の「笑う狛犬」

拝殿の左右にいらっしゃる「狛犬」さんはどちらも満面の笑みを浮かべておられ、こちらも思わず微笑んでしまうほどです。

鎮宅霊符神社本殿

本殿は、拝殿の脇から間近にその姿を確認して頂けるようになっており、建築自体はとても簡素なものとなっていますが、常に美しい状態を保っています。

本殿の裏側には、「本命主宰九宮尊星」・「抱卦童子爾卦童郎」・「北辰鎮宅霊符尊星」と記されたお札が目印となっている小さなお社が別途設けられており、恐らくはこちらが境内社の「住吉神社」であると思われます。

歴史的町並みに囲まれた鎮宅霊符神社

神社は奈良町の古い町並みに囲まれる形でひっそりと鎮座しています。境内から垣間見える古風な蔵や家並みを見ていると、元興寺塔跡のようなまちの「裏庭」的空間に佇んでいるような気分がしてきます。

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南に徒歩12分

JR奈良駅から南東に徒歩15分

奈良交通バス

「市内循環バス」北京終町バス停下車、北に徒歩8分

近隣スポット

一帯は奈良町エリア、西光院から北西に徒歩2分、奈良町にぎわいの家から西に徒歩3分、元興寺(極楽坊)から西に徒歩5分、御霊神社から北西に徒歩5分、元興寺塔跡から北西に徒歩5分、奈良町格子の家から北西に徒歩5分

鎮宅霊符神社周辺地図

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