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【ならまち】花街として栄えた歴史を伝える「元林院町周辺の町並み」を写真でご紹介!

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ごあんない

猿沢池の西側に広がるかつての巨大な「花街」

奈良町エリアの北部、近鉄奈良駅や三条通り界隈にほど近い奈良市元林院町・南市町周辺は、かつて大きく栄えた「花街」の面影を残す歴史的まちなみが入り組んだ路地に沿って広がっています。

「元林院」の名は、「元林院」という興福寺の別院があったことに由来すると言われており、その後江戸時代には仏画等の絵を描く「竹坊」(たけのぼう)と称する絵師の家が数件あり、絵師が住んでいたことから絵屋町(えやまち)とも呼ばれた歴史を持ちます。元林院周辺が「花街」として名を馳せたのは近代以降、明治に入ってからのことであり、大正・昭和初期にかけての最盛期には200人を超える芸妓、10件を超える置屋を擁する非常に大規模な花街であったとされています。

しかしながら戦後は衰退が進み、現在は花街としての規模はごく小さなものとなり、芸妓も数人を残すのみとなっています。一方で現在は奈良の文化人・財界等の支援も受け、花街文化の灯を絶やさないための「復興プロジェクト」などが進められています。

奈良市内で最も趣のある町並みのひとつです

そんな「花街」としての歴史を有する元林院町周辺ですが、その町並みは奈良町周辺で最も伝統的建築(町家)や大正・昭和期の和風建築が多いエリアの一つとなっており、現在も「昭和レトロ」感を感じさせる飲食店やバー・スナック等が立ち並ぶ「歓楽街」としての趣を強く残しています。また花街らしく入り組んだ細い路地や複雑な構造を持つ建物も多く存在し、奈良市内では数少ない古き良き「まち」らしさを感じさせる風景が広がります。

一方、観光客の多くは東大寺・奈良公園方面、ないしは餅飯殿商店街などの主要なルートを通り「元興寺周辺」の奈良町エリアに抜けていく場合が多く、奈良の中心街とも言える元林院周辺は思いのほかひっそりとしていることが多くなっています。

しかし「歴史的町並み」が残されている度合いとしては、元林院町周辺が奈良市内で「最も町並みが保全されているエリア」と言えますので、まち歩きをされる場合や奈良の町並みを楽しみたい場合は、欠かさずに訪問しておきたいエリアとなっています。アクセスは猿沢池や餅飯殿商店街といった主要スポットの真横ですので、時間を掛けることなく、まったく不自由なくアクセスして頂くことが可能です。

元林院町周辺の町並みの風景

元林院町中心部の風景

猿沢池の東側すぐに広がる「元林院」エリアの中心部は、ほぼ全ての建築物が町家もしくは歴史的風情あるものとなっており、小さくも趣のある料理店などが数多く立ち並んでいます。

南市町周辺の歓楽街

元林院町から少し南側に進んだ「南市町」界隈には、歴史的建築も交えつつ、「昭和レトロ」感あふれる「歓楽街」の趣が強い町並みも広がります。大阪や京都、神戸では多くみられる町並みではありますが、奈良市内ではこのような風景はここが唯一の存在となっています。

元林院町と餅飯殿商店街を結ぶ路地

なお、周辺でも特に「元林院エリア」と「餅飯殿商店街」を結ぶ小道(注意しなければ気づかないほど細い道です)沿いには奈良市内ではあまり感じることのできない貴重な「路地裏」の雰囲気が広がっています。

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩8分

JR奈良駅から東に徒歩15分

近隣スポット

周辺は奈良町エリア、興福寺から南西に徒歩3分、猿沢池から西にすぐ、三条通りから南にすぐ、餅飯殿商店街から東にすぐ

元林院町周辺地図

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