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【がん封じ】笹酒まつりで有名な奈良「大安寺」の歴史・みどころなどを徹底解説!【写真多数】

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大安寺(奈良市)

ごあんない

・大安寺は、奈良駅の南側にあり田園風景も残る「大安寺」エリアの名の由来となっている高野山真言宗の寺院です。本尊は奈良時代の木造十一面観音立像(秘仏・重要文化財)であり、毎年秋に特別公開が実施されます。

・創立は、聖徳太子が現在の大和郡山市額田部(ぬかたべ)にある額安寺付近にあったとされている「熊凝精舎」を立派な寺院にするように要請したことに由来するとされ、その後飛鳥、藤原京の地で百済大寺、大官大寺として発展していき、平城京への遷都にあわせ、霊亀2年(716年)には当地に移転し、「大安寺」になったとされています。

・奈良時代の大安寺は「南都七大寺」に数えられ、東大寺や興福寺に匹敵する大伽藍を有する国家の拠点的役割を果たす寺院として、また仏教研究の拠点として「887人」の学侶を擁するほどに繁栄したとされています。伽藍には東西の七重塔や、金堂、南大門が配置され、その配置は「大安寺式伽藍」とも呼ばれました。

・そのような大寺院であった大安寺も、平安期以降は衰退の一途をたどり、火災や慶長の地震などを経て伽藍にあった建造物はほぼ全て消失し荒廃が進み、近年になり復興が進められている状況となっています。

・現在の伽藍の周囲には、かつての大寺院としての面影を今に伝える大安寺北面中房跡や、大安寺塔跡などの大安寺旧境内地が広がり、時折発掘調査が実施されたりもしています。

・現在の大安寺は、主に「癌封じ」で高齢者を中心に厚い信仰を集める寺院となっており、毎年1月23日には光仁会と呼ばれる「癌封じ」の笹酒祭りが行われ、その日に限り門前に直行するバス便が運行され、境内では太い竹筒に入れられた笹酒が振る舞われます。また6月にも「癌封じ夏祭り」として「竹供養」が行われます。

拝観情報

拝観料(本堂・収蔵庫):大人400円、高校生300円、中学生200円、小学生100円(秘仏特別公開時は100円増し)

※境内拝観は無料で自由に行って頂けます。

拝観時間:午前9時~午後5時(12月31日のみ拝観不可)

駐車場:有り

リンク 大安寺ホームページ

大安寺の風景

大安寺の山門

かつての規模は失われ、現在はひっそりとした小さなお寺となった大安寺ですが、平成12年に整備された大変新しい雰囲気のある「山門」は重厚な存在感を放っており、周辺でも目立った存在となっています。

大安寺の本堂

境内地は建造物よりも自然が多い環境となっていますが、山門から少し西寄りに進んで頂くと小ぶりな「本堂」が見えてきます。こちらの内部には本尊である十一面観音立像がお祀りされています。

大安寺の竹林

境内には奈良のお寺では比較的珍しい「竹林」があり、この竹林ががん封じの御祭り「竹供養」の舞台となっています。

アクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「白土町」「シャープ前」「イオンモール大和郡山」「杏南町」「杏中町」行き乗車、「大安寺」下車、南西に徒歩10分

※大安寺バス停を降り、南側すぐの交差点を渡り、西に5分くらい進んで頂くと「大安寺北面中房跡」の遺跡が見えてきます。その遺跡沿いの道を南に少し進んで頂くと、西側一帯が大安寺境内となっており、途中の交差点前に山門があります。

JR奈良駅から南に徒歩25分

近隣スポット:大安寺八幡神社から北にすぐ、大安寺塔跡から北に徒歩2分、大安寺北面中房跡から南に徒歩2分、杉山古墳から南に徒歩5分、佐保川の桜並木(高橋)から南西に徒歩14分

周辺地図

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