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【ならまち】桜が美しい穴場スポット「元興寺小塔院跡」ってどんなところ?【裏庭】

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元興寺小塔院跡(西側入り口)

ごあんない

ならまちに点在する「元興寺」関連スポットの一つ

元興寺小塔院跡は、奈良町エリアの中心部、奈良町音声館や奈良町にぎわいの家、奈良町資料館のある地域にほど近い位置にある寺院(跡)です。

現在、「元興寺」と名の付くスポット、世界遺産である元興寺極楽坊のある「元興寺」、江戸末期まで七重塔があった所にある「元興寺塔跡」、そして一番小規模なこの「元興寺小塔院跡」の3つに分かれていますが、いずれの「元興寺」もかつては驚くほどの「大寺院」であった「元興寺」の同じ伽藍の中、一つのお寺の中の施設としてあったものです。

かつてはその名の通り国宝の「小塔」を安置するお堂があったとも

以前の大寺院であった時代、小塔院は、称徳天皇により制作が図られた「百万塔」と呼ばれる小塔を安置する施設として機能していたようですが、その立派な「小塔院」自体は戦乱等による荒廃で消失し、現在は江戸期に建築された虚空蔵堂が不完全な状態で残るのみとなっています。また、元興寺極楽坊に安置されている繊細さが特徴的な国宝五重小塔は、かつては小塔院に置かれていたと言われています。

季節の彩りを感じられる空間は、特に「桜」が美しい

現在の小塔院跡は、虚空蔵堂を除き目立った構造物は残っておらず、むしろ入り口の門や、季節ごとに咲くコスモスやスイセンの花、また小塔院跡を包み込むように立派に咲く桜の木などが趣ある風景を生み出しています。すなわち、同じく近隣にある「元興寺塔跡」と同じように、「史跡」そのもののみならず、花や草木も含めた「全体の風景」から奈良町の「裏庭」とも言えるような穏やかな雰囲気を楽しむスポットであると言えるでしょう。特に桜のシーズンは、観光スポットとして扱われていないにも関わらず通り抜ける人が大勢おられ、記念写真を撮る家族連れなども頻繁にいらっしゃます。

元興寺小塔院跡の風景

元興寺小塔院跡の桜

桜は元興寺小塔院跡全体で楽しむことが出来ますが、特に日当たりのよい美しい桜は西側(奈良市音声館側)の位置口から入り、坂道を上る途中にあります。

元興寺小塔院跡の東側入り口(門)

東側の入り口は奈良町資料館などからも近い町並みの一角にあり、相当な古さを感じさせる「山門」風の門をくぐって入っていくことになります。またこの門の周辺にはコスモスをはじめとして小さく可愛らしい草花が咲き誇り、「ならまち」らしい風情を存分に感じて頂くことが出来ます。

元興寺小塔院(跡)の境内

東側の門を抜け、お堂のあるエリアまで進む細い道は、さながら「ならまちのジャングル」のような雰囲気を漂わせるややワイルドな植生となっていますが、同時に季節ごとの風景が美しい空間でもあります。

小塔院の小さな「お堂」前

小塔院跡の中心部、小さなお堂(虚空蔵堂)がある周辺は桜の木に覆われているため常に薄暗くなっており、「裏庭」らしい雰囲気であふれています。なお、敷地は観光客の姿が頻繁に見られる「史跡」とは言え、あくまでも民有地であり、観光スポットとして広報されているような場所ではありませんので、その点配慮が必要です。

元興寺小塔院「虚空蔵堂」

こちらは元興寺小塔院に唯一現存するお堂である「虚空蔵堂」。あくまでも仮のものとして再建されたようなお堂であるため、決して重厚な建築とは言えませんが、裏庭らしい風情にはちょうどよいこじんまりとした雰囲気を漂わせています。

元興寺小塔院の小祠

元興寺小塔院には、敷地の外側の道路に面する位置に小さな祠も残されています。こちらは丁寧にお供えなどがなされている一方、正面に古い絵画が朽ち果てるままに飾られているなど、境内の「虚空蔵堂」以上に時間が止まったような風景を見せてくれます。

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から徒歩15分

JR奈良駅から徒歩20分

奈良交通バス

・近鉄、JR奈良駅から「市内循環内回り」乗車、「北京終町」バス停下車、北に徒歩5分

近隣スポット

一帯は奈良町エリア、御霊神社から西に徒歩2分、奈良町にぎわいの家から南西に徒歩2分、鎮宅霊符神社から南東に徒歩2分、奈良町格子の家から北西に徒歩3分

元興寺小塔院跡周辺地図

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