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【奈良・佐保路】ひっそりと佇む美しい尼寺「興福院」ってどんなところ?【拝観不可】

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奈良・興福院(こんぶいん)

ごあんない

佐保路を代表するお寺「こんぶいん」

興福院(こんぶいん)は佐保川の北方に広がる法蓮エリアに位置し、周辺の長慶寺・狭岡神社・不退寺などと同様、「歴史の道」の道標沿いに広がる尼寺です。

この寺は元々は添上郡伏見の郷(現在の尼ヶ辻駅東側・唐招提寺北側)にあった「弘文院」を前身としたと寺伝では伝えられている(奈良町風土記)ほか、『七大寺巡禮私記』などでは平松町、現在の県総合医療センター近くにあった「興福尼院」を前身とするとも言われています。創建はいずれも800年頃のようですが、興福院のルーツに関してはあいまいな点も多く、その全体像は必ずしも明らかではありません。

美麗な仏像・建築・庭園は基本的には拝観不可

興福院は小さな尼寺らしく、仏像・建築・庭園などが揃って大変美麗なことで知られ、本尊木心乾漆阿弥陀三尊像(重要文化財)で奈良時代8世紀の作となっています。また建物は現存する本堂・客殿・大門はいずれも江戸時代前期にかけて活躍した大名であり茶人、建築家でもある小堀政一の作で、旧地尼ヶ辻から移築されたものとなっています。庭園に関しては移転後の作庭とも小堀の作庭とも言われますがその風景は非常に美しく、春と初夏には椿と皐月が美しく花を咲かせます。また、南に300mの「ホテルリガーレ春日野」周辺から興福院へと伸びる一本道は桜並木となっており、春は興福院の門前まで咲き誇る桜を楽しむことができます。

興福院境内地、堂宇については、通常は拝観できるようにはなっておりません。現在は、基本的には寺院の外側から指定有形文化財である「大門」越しに内部を垣間見ることが出来るのみとなっています。しかしながら、奈良の隠れた名所として、大門周辺を見るだけでも十分「歴史感」を味わえる場所となっていますので、時間に余裕があれば一度は訪問しておきたい、そんなスポットとなっています。

興福院の風景

奈良・興福院(こんぶいん)

興福院山門

興福院入り口の石標

通常時に見ることが出来る唯一の建築は、興福院の入り口にあたる「大門」のみとなっています。大門は文化財指定されていることからも分かるように実に立派な姿をしており、見ることができない内部の様子を想像させる建築となっています。

興福院内部を望む

大門越しにはわずかに内部の様子が見え、本堂の美しい屋根を確認することが出来ますが、ズームレンズの付いたカメラでなければよく見える状況とは言えません。

興福院の雪柳(ユキヤナギ)

興福院のレンギョウ

興福院は特に「花の寺」として知られている訳ではありませんが、春にはユキヤナギやレンギョウ、そして桜が咲き誇り、大門周辺の空間は色とりどりの花に包まれます。

興福院に伸びる道沿い(桜)

興福院への「参道」とも言える「ホテルリガーレ春日野」近くから伸びる小道は、古風な町並みに囲まながら「桜並木」を楽しめるルートともなっています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR・近鉄奈良駅より「西大寺駅」・「航空自衛隊」行き乗車、「佐保小学校」バス停下車、北に徒歩5分

※「ホテルリガーレ春日野」東側を通る道を北に進むと、突き当りが「興福院」の建物となっています。

近鉄奈良駅から北西に徒歩20分、JR奈良駅から北に徒歩20分

近隣スポット

長慶寺から東に徒歩3分、鴻池から西に徒歩5分、大仏鉄道記念公園から北に徒歩8分、狭岡神社から東に徒歩10分、不退寺から東に徒歩15分

※興福院内部は通常は公開しておらず、拝観することは難しい状況です。

興福院周辺地図

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