穴場観光スポット

【大安寺】リアルな復原模型を間近で見学できる「杉山瓦窯跡群」ってどんなところ?【穴場】

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大安寺杉山瓦窯跡群

ごあんない

古墳の一部に設けられた「瓦窯」

大安寺杉山瓦窯跡群は、JR奈良駅の南側一帯に広がるかつての農村エリア、またかつての大寺院「大安寺」を擁する地域である「大安寺」地区の中心部といってもよい位置にある史跡です。

「杉山瓦窯跡群」という名前の通り、この史跡は、かつて奈良時代から平安時代にかけて、南側一帯に広がる大安寺の修理などで使用された「瓦」を製造する「窯」として使用されてきたものとなっています。なおこの瓦窯跡は、古墳時代に築造された「大安寺杉山古墳」と同じ敷地にあり、6基見つかった瓦窯跡は、古墳の墳丘の一部から発掘されたものとなっています。

一度に500枚の瓦を焼き上げた、古代の「職人技」

現在はその瓦窯のうち、2号瓦窯と呼ばれる部分のみが復原されており、小さな屋根の下に復原模型とは思えない立派な瓦窯の姿を見ることが出来ます。瓦窯は、7メートル×4メートルほどの規模を持ち、燃料の薪を燃やす「燃焼室」、焼くための瓦を入れる「焼成室」、煙を出す「煙道」という3つの部分から構成されるものとなっており、一度に500枚ほどの瓦を焼き上げることができたとされています。なお、瓦を取り出す際は、燃焼室の天井をその都度取り壊して取り出していたということです。

ちなみに、瓦窯については、奈良市の北部から木津川市にかけてのエリアにも平城京で使用された瓦を作る数多くの瓦窯があったことで知られていますが、この大安寺のものも含め、その存在はいずれも地味なものとして、観光スポットとしては余り認知されていない状況にあります。しかしながら、復原模型を見るだけでも深い歴史を感じることができる空間となっていますので、大安寺周辺に訪れた際にはぜひこの瓦窯も見学してみてはいかがでしょうか。

なお、杉山古墳及び瓦窯跡群は開放されている日程が限られていますので、あらかじめスケジュールを把握の上訪れるようにしてください。

大安寺杉山瓦窯跡群の風景

復原された瓦窯は、実際の瓦窯と同様粘土で固められた構造となっており、古代ロマンを感じさせる風景を生み出しています。

復原された瓦窯(杉山瓦窯跡群)

杉山瓦窯跡群の案内板

施設情報

見学可能日・時間

火・木・土・日曜日9時~17時 (月・水・金曜日・1月1日~1月3日は閉園)

駐車場

なし

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から「白土町」・「シャープ前」・「イオンモール大和郡山」・「杏南町」・「杏中町」行き乗車、「大安寺」下車、西に徒歩11分

JR奈良駅から南に徒歩22分

近隣スポット

大安寺杉山古墳は北東側に隣接、大安寺から北に徒歩5分、大安寺八幡神社から北に徒歩8分、大安寺塔跡から北に徒歩8分、野神古墳から北西に徒歩10分、佐保川の桜並木(高橋)から東に徒歩13分

大安寺杉山瓦窯跡群周辺地図

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