穴場観光スポット

【奈良・柳生】川沿いの巨大な磨崖仏「阿対の石仏」ってどんなものなの?みどころを写真でご紹介!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
阿対の石仏

ごあんない

柳生エリアの北端にある隠れた名所

「阿対(あたや)の石仏」は、奈良の奥座敷とも言える剣豪の里「柳生」エリアの北端部、奈良市と京都府笠置町との県境のそばに位置する比較的巨大な磨崖仏(石仏)です。

ハイキングコースである「東海自然歩道」の途中に広がる阿対の石仏は小さな川沿いにも位置しており、川の流れの聞こえるすがすがしい空気が広がる中に、高さ2メートルほどと市内でも有数の規模を有する阿弥陀如来像と、その脇に小さな地蔵菩薩像が刻まれています。

流行病除けや、「子宝」にまつわる信仰を受ける

室町時代の作と言われる阿対の石仏は、阿対の「地蔵」とも呼ばれ、地域の人々を中心に深い信仰を集めるスポットとしても知られており、大きな阿弥陀如来像のほうは、「流行病」よけの願いを叶えてくださる仏様として、また小さな地蔵菩薩は子どもを持っていない人が、「豆腐」をお供えすると望み通りに子どもを産むことができるというご利益があるとされ、無事子供が生まれた際には、ご利益に感謝して千個の数珠を作って奉納するという習わしがあったと言われています。

現在でも、信仰の深さを示すかのように、石仏のそばには小さな祠に大量の数珠や千羽鶴が飾られており、昼間でも薄暗く、川沿いの涼しげな雰囲気もあいまって、石仏一帯はかなり神秘的な雰囲気を漂わせる空間となっています。

なお、「柳生」エリアの散策時には必ず立ち寄っておきたい阿対の石仏ですが、柳生エリア中心部とは徒歩で20分程度離れた位置にあるため、ややアクセスしづらくなっています。

しかしながら、「東海自然歩道」を通ってそのまま京都府内の有名な「笠置寺」にアクセスすることもできるなど、長距離のハイキングなどを行う際の通過ポイントとしてはぜひ立ち寄っておきたい場所になっています。通りすぎる際には手を合わせ、神聖な仏さまの雰囲気をしばし感じてみてはいかがでしょうか。

 

阿対の石仏の風景

阿対の石仏

川沿いを進む「東海自然歩道」沿いに静かに佇む「阿対の石仏」。千羽鶴や数珠が大量に奉納された空間は、奈良市内でもとりわけ神秘的な雰囲気が広がる空間の一つとなっています。

阿対の石仏「阿弥陀如来」と「地蔵菩薩」

巨大な石には、大きな阿弥陀如来と小さな地蔵菩薩の2つの像が彫られています。いずれの像もかなり温和な表情をしておられ、病除けや子宝信仰と言った生活に根差した「ご利益」にふさわしい雰囲気を感じさせるものとなっています。

阿対の石仏の脇に設けられた大量の千羽鶴

阿対の石仏の案内板

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から「柳生」・「邑地中村」・「石打」行き乗車、「柳生」下車、北に徒歩15分

※石仏の周辺には専用駐車場などは設置されていません。駐車スペースは南に徒歩20分ほど離れた奈良市営柳生観光駐車場(1日600円)の利用が便利です(柳生エリア全体の散策の拠点とすることができます)。

近隣スポット

十兵衛杉から北に徒歩14分、旧柳生藩家老屋敷から北に徒歩19分、柳生八坂神社・摩利支天山から北に徒歩20分、芳徳寺から北に徒歩25分

阿対の石仏周辺地図

  • このエントリーをはてなブックマークに追加