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【奈良・都祁】圧巻の五輪塔群のあるお寺「来迎寺」ってどんなところ?【隠れ寺】

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西山来迎寺の五輪塔群

ごあんない

奈良の「隠れ寺」と呼ぶにふさわしい佇まいを見せる

来迎寺(らいごうじ)は、奈良市街地から南東に10キロ以上離れた大和高原に位置する「都祁」エリアを代表する寺院の一つであり、西山浄土宗に所属するお寺は「涅槃山蓮城院・来迎寺」また「多田来迎寺」とも呼ばれます。

お寺は集落の南の裏山のような空間に境内を持ち、小さな山の東側から伸びる参道・石段を進んでいくと、高台に本堂などのある空間が広がります。現在は無住のお寺ということですが、奈良市街地のお寺や地元住民による管理が行われていることからお寺の状態は非常に良好で、奈良市街地のお寺では味わえない極めて静かな雰囲気は、まさに「奈良の隠れ寺」と呼ばれるにふさわしい風格を感じさせるものになっています。

なお、歴史としては「多田」という名前に見られるように、中世などにこの地を支配した豪族「多田氏」により平安時代後期頃に創建されたお寺であるとされており、本尊としては阿弥陀如来坐像が阿弥陀堂に安置されているほか、快慶の作とも伝わり、左ひざを立ててお座りになるという独特の姿が特徴の善導大師坐像が現在も本堂に安置されています。

本堂裏手の五輪塔群は壮観!

「隠れ寺」の風情あふれる境内地ですが、敷地は本堂の裏手にも墓地なども含めて広がっており、とりわけ本堂の南東側には100基はあろうかという中世に造られた五輪塔が所狭しと並べられています。木々に覆われた薄暗い空間では五輪塔に差し込む日差しがどこか神聖なものに感じられるほどで、東大寺や興福寺などの奈良の「有名観光スポット」では味わえない手つかずの雰囲気を体感して頂ける空間になっています。なお、五輪塔の近くには、重要文化財に指定されている鎌倉期の巨大な石像宝塔も設置されています。

来迎寺自体は知名度が高いお寺ではありませんが、このような貴重な風景を味わえる歴史あるお寺となっているほか、お寺の近くに公衆トイレなども設置されていますので、都祁の里を散策する際には必見のお寺となっています。無住のお寺であり、御朱印の授与などが行われている訳ではありませんが、奈良の奥深さを味わうためにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

来迎寺のみどころ・風景

集落にある石標

来迎寺「善導大師」石標

お寺の周辺は、その名の通り「来迎寺町」という地名となっており、集落の中にはお寺を示す石標が立てられています。

境内入り口付近

来迎寺の参道

集落の南側に来ると、立派な参道が現れ、高台にある本堂などのある空間に向けて上っていく石段も見えてきます。

石段の近くにある石仏

五輪塔で有名な来迎寺ですが、参道の途中、石段の真下には苔むした石仏群も見られます。

山門

来迎寺の山門

本堂周辺

来迎寺の本堂

本堂は、近年改修が行われたこともあり、無住のお寺とは思えない美しい外観となっています。なお、堂内には善導大師像が安置されていますが拝観することは出来ません。

五輪塔群周辺

本堂裏手には、膨大な数の五輪塔があり、奈良市内でもなかなか見ることが出来ない独特の風景を生み出しています。

その他境内地

アクセス

公共交通機関によるアクセス

奈良交通バス

近鉄榛原駅(北口)から「針インター」行き乗車、「来迎寺」下車、南に徒歩2分

近隣スポット

小治田安萬侶墓から南西に徒歩6分、都祁水分神社から南に徒歩8分、國津神社から西に徒歩12分、三陵墓南古墳(稲荷神社)から西に徒歩15分、三陵墓古墳史跡公園から西に徒歩17分

来迎寺周辺地図

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