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【興福寺】放生会の会場にもなる小さなお堂「一言観音堂」ってどんなところ?【金魚に読経】

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興福寺一言観音堂

ごあんない

南円堂のすぐそばにある興福寺の穴場スポット

興福寺一言観音堂は、興福寺境内の中でも最も目立つ存在として知られる八角形の屋根を持つ「南円堂」の北側に隣接する位置にあるごく小さなお堂です。

お堂は比較的小さなものですが、お堂の周辺には立派なお線香立てなどが設置されており、常に参拝者を受け入れられるようになっているほか、外側からも比較的よく見えるようになっているお堂の中にはその名の通り、「一言だけ」願いを聞き入れてくれるという観音様がお祀りされています。

「一言観音」様にはどうやってお願いすればよいの?

さて、「一言観音」様というと、「一言だけ」願いを聞き入れてくれるということなので、「一生に一度」しか願いが聞き入れられないと言う風に勘違いされる方も多く、どうやってお願いすればよいのか。と悩まれる場合もあるようです。

しかし、少なくともこの興福寺の一言観音様は、一度お願いしたら、それが成就した後は再びお願いして頂くことが可能になっています。

要するに、「一言観音様」というのは、お願い事を「一つしか」聞いてくれない仏さまなのではなくて、お願い事を「一つづつ」聞いて下さる仏様という意味を持っているのです。

猿沢池建設の由来にもなった「放生会」の会場の一部にも

また、この一言観音堂は、このような「お願い」する場所としてのみならず、毎年4月17日に行われる「放生会」ではお堂の前に巨大な桶が設置され、鯉や金魚などが一言観音堂の前で泳ぎ回るという少しユニークな風景を目にすることも出来ます。

当日には金魚たちが泳ぎ回る一方で、堂内では法要も実施されるほか、貫主の方が金魚たちに仏教の戒律を授けるというこれまたユニークな儀式も行われるということです。すなわち、この日ばかりは「一言観音堂」が興福寺の「主役」のような立場になるのです。

ちなみに「放生会」とは、簡単に言えば「生きとし生けるものを尊ぶ」儀式、すなわち生き物に感謝し殺生を戒めるような儀式であり、興福寺の放生会では、一言観音堂の前で泳いでいた金魚たちは最終的には一言観音堂・南円堂の真下に位置する「猿沢池」に放たれます。猿沢池は伝承によればこの放生会を実施するための「放生池」として奈良時代に建設されたとも言われており、一言観音堂はそんな壮大な歴史を背負った儀式を実施する非常に重要な場所としても機能している訳なのです。

興福寺一言観音堂の風景

興福寺一言観音堂

一言観音堂は、近くに圧倒的な存在感を持つ「南円堂」があるためにその存在自体は地味なものですが、お願い事を聞き受けてくださる「一言観音」であるということもあり、日中は参拝者の方も比較的多く見られます。

興福寺一言観音堂の内部

興福寺の一言観音についての案内板

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩6分

JR奈良駅から東に徒歩15分(近鉄奈良駅までバスを利用してそこから徒歩でアクセスして頂いても構いません。)

近隣スポット

南円堂は南側に隣接、不動堂から北西にすぐ、興福寺五重塔から西に徒歩2分、興福寺北円堂から南東に徒歩2分、興福寺三重塔・摩利支天石から北東に徒歩2分

興福寺一言観音堂周辺地図

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