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【春日大社】境内北端の子宝の神様「水谷神社」ってどんなところ?歴史・ご利益などをじっくりご案内!

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水谷神社(奈良・春日大社)

ごあんない

春日大社境内地の最も北側に位置する立派な神社

水谷神社(みずや)神社は、世界遺産「春日大社」の本殿などが立ち並ぶエリアから徒歩5分も掛からない、「若草山」と「春日山」の間を流れる「水谷川」のほとりにある春日大社の「摂社」です。春日大社の摂末社の中では比較的大きな神社は後述する「子宝」信仰もあり知名度も比較的高くなっており、日中は参拝者が絶えない神社となっています。

明治時代以前とそれ以降で違う御祭神

神社の歴史は不祥な点も多く、平安時代中期の承平四年(934年)6月、興福寺の僧侶により勧請されたともされていますが、実際の創建の由来は定かではありません。神社は平安期から江戸時代までは仏教聖地である「祇園精舎」の守護神、また「医薬の神」でもある代表的な「神仏習合」に基づく神様である「牛頭天王(ごずてんのう)」が祭神であり、興福寺との関わりなども含め、「神仏習合」を体現した神社であった春日大社らしい神様をお祀りしていました。しかしながら、「神道」を唯一の存在とする「廃仏毀釈」のうねりで仏教の要素を取り込んだ「牛頭天王」は祭神から外され、現在では素盞鳴命(すさのおのみこと)・大巳貴命(おほむなむみのみこと)・奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)が御祭神となっており、現在では水谷神社は「病魔から守ってくれる神様」として知られています。

「子宝の神」としても信仰を集める

なお、神社は本殿の正面にある「子授石」の存在でも有名となっており、この石はその名の通り「子宝」の神様として、現在では若い夫婦が参拝に訪れる「パワースポット」としてもよく知られた存在となっています。ちなみに神社の例祭「水谷神社鎮花祭」は4月5日に実施されていますが、かつてはこの日に「水谷能」と呼ばれる能楽が披露されていたとも言われています。

水谷神社のみどころ・風景

水谷神社(春日大社)の鳥居周辺

春日大社らしくうっそうとした原始林のような森に覆われた水谷神社。昼間でも薄暗い神社ですが、その敷地・規模は春日大社の摂末社の中では大きなものとなっています。

水谷神社(春日大社)の本殿

重厚な本殿を持つ神社の歴史は、かつては神仏習合を体現する存在そのものでしたが、現在の御祭神からは仏教色が排された状況となっています。

水谷神社の「子授石」

本殿や鳥居の正面、神社に向かい合うような位置にはそれほど大きくはありませんが、有名な「子授石」が丁寧にお祀りされています。

水谷神社脇にそびえ立つ古木

神社のそばには、樹高12メートルを越える「イブキ」の大木が生えており、現在は枯死が進んでいるため支えられながらとはなっていますが、その堂々とした姿を参拝者に見せつけています。

水谷神社を西側から望む

水谷神社の案内板

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から「市内循環外回り」「山村町」「藤原台」「鹿野園町」「奈良佐保短期大学」行き乗車、「東大寺大仏殿・春日大社前」下車、東に徒歩10分

JR、近鉄奈良駅から「春日大社本殿」行き乗車、終点「春日大社本殿」下車、北東に徒歩3分

ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)

・JR奈良駅、近鉄奈良駅から「ぐるっとバス奈良公園ルート」乗車、「若草山麓」下車、南に徒歩3分

近隣スポット

水谷茶屋は北西にすぐ、一言主神社・総宮神社から北に徒歩2分、桂昌殿から北に徒歩3分、若草山入山ゲートから南に徒歩3分、春日大社本殿から北に徒歩3分、浮雲園地から東に徒歩7分、春日野園地から南東に徒歩9分

水谷神社周辺地図

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