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【ならまち】法然の書状が入った快慶の仏像?のある「興善寺」ってどんなところ?みどころを詳しく解説!

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興善寺の山門(奈良市)

ごあんない

興善寺(こうぜんじ)は、ならまちエリアのやや東側、「十輪院」・「法徳寺」などのお寺が並ぶエリアに位置する比較的小さなお寺です。

・その歴史は不詳な点も多くなっていますが、かつては巨大寺院であった「元興寺」の子院であったとも言われています。また、その後は江戸時代に入る直前の天正17年(1589年)浄土宗の寺院として中興されており、元興寺の子院から浄土宗などの寺院として再興されるという歴史の流れはその他のならまちエリアにある一部の小規模な寺院と共通する点も見られます。

・南北に長細く感じる境内地は、十輪院の敷地と一般の住宅に挟まれた山門から入り、石仏や多くの墓所が立ち並ぶエリアを通り抜けると、本堂などのあるエリアに辿り付くようになっており、本堂付近からは北側(今西家書院)方面へそのまま抜けられるような構造にもなっています。なお、本堂の建築は慶安2年(1649年)に建立されたものとなっています。

本尊としてはかつては山深い現在の奈良市「都祁」エリアにあったものとも言われる木造の阿弥陀如来立像をお祀りしており、この仏像は「運慶」とともに大変有名な存在である鎌倉時代の仏師「快慶」作と伝えられる仏像となっているほか、この仏像の内部からは浄土宗の開祖である「源空(法然)上人」直筆の書状が発見されており、非常に貴重な遺物として注目を集めることにもなりました。

・興善寺は観光スポットとしては扱われていませんが、事前の問い合わせもしくは当日でも都合がよい場合は本堂の仏像を拝観することが可能になっています。また地域住民の信仰を集めるお寺として、様々な行事やイベントも開催しているなど、様々な参拝者に開かれたお寺となっています。

興善寺の風景

興善寺本堂(ならまち)

南側の山門から入っていくとすぐに辿り付く「本堂」。常時拝観可能な訳ではありませんが、依頼することで内部が拝観できる場合もあるようです。

興善寺境内

多くの檀家を持つお寺として、境内地には数多くの一般の墓所が設けられていることが特徴となっています。

興善寺の石仏群

称念寺や称名寺ほどの規模ではありませんが、この興善寺でも数多くの石仏たちが並べられた姿をご覧いただくことも可能です。

興善寺の案内板

源空(法然)らの直筆の書状について解説された案内板。なお、この書状の本体を興善寺の拝観を行う際にご覧いただくことはできません。

アクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩18分

JR奈良駅から南東に徒歩23分

近鉄・JR奈良駅から奈良交通バス「天理駅」「下山」「窪之庄」行き乗車、「福智院町」バス停下車、西に徒歩3分

近隣スポット:西隣は十輪院、十輪院を挟んで西には法徳寺、今西家書院から南西に徒歩3分、福智院から南西に徒歩4分、御霊神社から東に徒歩4分

興善寺周辺地図

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