穴場観光スポット

【ならまち】知られざる仏像が多数ある「法徳寺」ってどんなところ?各仏像のみどころなどをご案内!

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法徳寺の山門

ごあんない

「十輪院」の西隣にあるお寺です

法徳寺(ほうとくじ)は、「ならまちエリア」の中心となる元興寺などからもそれほど遠くない位置にあり、奈良町有数の規模を持つ寺院「十輪院」とは隣接した位置にある比較的小さなお寺です。

創建時期は不詳で、かつては元興寺の別院であったとも言われますが、慶長10年(1605年)倍巌上人(ばいがんしょうにん)の元で融通念仏宗に属するお寺となり中興が図られることになり、現在に至っています。なお、「倍巌」というお名前は現在の住職さんまで引き継がれる名前となっています。

建物はやや変則的な配置となっており、山門の正面にある本堂、また境内の観音堂や位牌堂は一般的な配置と言えるのですが、「毘沙門堂」と呼ばれるお堂は、山門の外側、ならまちの町並みの一部として一般の道路沿いに面する特徴的な配置となっており、この毘沙門堂は、一見地蔵菩薩をお祀りしている立派な祠のような佇まいをしていることが特徴になっています。ちなみにこの毘沙門堂は、明治期までは北西にある「毘沙門町」にあり、明治期にお寺の隣に移転されてきたものと言われており、地名にその名残りが見られます。

知られざる「小さな仏像の宝庫」

法徳寺のみどころとしては、本堂及び毘沙門堂に安置された多数の小さな仏像があり、本堂には本尊であり、穏やかな表情が印象的な阿弥陀如来立像があり、こちらは元々は法隆寺にお祀りされていた仏像であるとされています。また童子のような表情が印象的な五髻文殊菩薩坐像や持国天立像、薬師如来像なども本堂に安置されています。そして、山門の外側の毘沙門堂には元々は信貴山寺にあった室町時代作の毘沙門天立像があり、玉眼が入った迫力のあるお姿をしておられるほか、この他にも像高は50センチ未満という小さなお姿の弁才天坐像・愛染明王坐像がお祀りされています。このほかには観音堂にも西国三十三ヶ所の各観音様、33体の小さな仏像が並べられています。

拝観については、基本的に「観光スポット」という扱いではありませんので、事前に電話で予約(TEL:0742-22-3451)して頂く必要があります。予約して頂くことで、本堂が拝観頂けるほか、運がよい場合には毘沙門堂も拝観させて頂くことが可能になっています。なお、特に「拝観料」は設定されておらず、拝観にあたっては「志納(任意の金額を納める)」をして頂く仕組みとなっています。

法徳寺の風景

法徳寺境内(奈良町)

山門から法徳寺境内を眺める風景。観光寺院ではないお寺なので、こじんまりと静かな風情が広がっています。

法徳寺の案内板(奈良)

観光スポットではありませんが、おだやかな表情で知られる本尊阿弥陀如来立像を紹介する案内板は道路沿いに設置されています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行き乗車、「福智院町」バス停下車、西に徒歩4分

近鉄奈良駅から南東に徒歩17分

JR奈良駅から南東に徒歩22分

近隣スポット

東隣は十輪院、十輪院を挟んで更に隣には興善寺の境内が広がる、御霊神社から東に徒歩2分、今西家書院から南西に徒歩4分、元興寺塔跡から東に徒歩3分

法徳寺周辺地図

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