穴場観光スポット

【奈良駅周辺】メインストリート脇の知られざる空間「隼神社・延命地蔵尊」ってどんなところ?歴史などをご紹介!

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隼神社・延命地蔵尊

ごあんない

隼神社(はやぶさじんじゃ)は、近鉄奈良駅の南側、「小西さくら通り商店街」・「三条通り」の目と鼻の先と言ってもよい位置にある小さな神社です。神社はコンパクトな空間に小さなお社や小さな柿の木の「御神木」があり、その隣には「延命地蔵尊」を祀る小さな祠も設けられています。

・この神社は現在こそ小さな神社であるものの、長くユニークな歴史を持つ神社であり、その昔は「春日山」にあったとも言われています。またその後は有名な治承4年(1180年)の南都焼き討ちで当初の祠が失われて以降は「御神木」をお祀りするようになったと言われており、13世紀末の興福寺の火災で焼失して以降は現在と同じような小さな神社になったとされています。また時期は不詳ですが途中からは現在も祀られている「宗像神社(市杵島姫命)」も設置されるようになりました。

・御祭神は角振隼総明神(つのふりはやぶさみょうじん)と呼ばれる珍しい御祭神をお祀りしており、この御祭神は春日神に深く関わる「春日大社を守護する神様」としてこの神社と春日大社本殿近くの末社「椿本神社」のみにお祀りされています。なお、この御祭神は「角振神」とその父であり「隼人」の祖神である「火酢芹命(ほすせりのみこと)」の父子それぞれをお祀りする上での名称となっています。

・また、隼神社の南側には隣接する形で「延命地蔵尊」と呼ばれるお地蔵さまがあり、通常時はしっかり参拝・見学するようなことは出来ませんが、鎌倉時代の作と思われる像高70センチ余りのお地蔵さまが安置されています。

・歴史ある神社と地蔵菩薩があるとは言え、「観光名所」らしいエピソードにあふれた神社という訳ではありませんので、市街地周辺の神社の中でもとりわけ地味な存在となっている隼神社ですが、三条通り界隈を通過する際には必ず目にするような位置にありますので、もし歴史に関心があるのであれば、一度立ち寄って難解な「案内板」などを読み込んでみてもよいかもしれません。

隼神社・延命地蔵尊の風景

隼神社の社殿

ビルに囲まれるような「都市型」のコンパクトな神社になっている「隼神社」。境内地には拝殿と思われる施設と小さなお社、ご神木が所狭しと並ぶような格好になっています。

隼神社横の「延命地蔵尊」

隼神社よりも大きな建物である「延命地蔵尊」。お地蔵さまは閉扉された内側に安置されているため、通常時はお地蔵さまをしっかりと眺めるようなことは出来ない状況になっています。

隼神社の由緒(案内板)

比較的新しい「隼神社」の由緒書。こちらは神社愛好家の方でなければ読み取ることはできない難解な文章となっており、一般の観光案内とは一線を画した案内板となっています。

延命地蔵尊の案内板

こちらはわかりやすい文章の「延命地蔵尊」の案内板。案内板には文化財としての特徴は記されていますが、なぜか「ご利益」などについてはは一切記されていません。

アクセス

近鉄奈良駅から南に徒歩4分

JR奈良駅から東に徒歩10分

近隣スポット:北側は「三条通り」・「小西通り」界隈、奈良県里程元標・御高札場・手力雄神社から西に徒歩2分、奈良基督教会から南西に徒歩3分、猿沢池から西に徒歩4分

隼神社・延命地蔵尊周辺地図

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