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【春日大社】奥の院と呼ばれる神秘的空間「紀伊神社」ってどんなところ?歴史などをご案内!【竜王珠石】

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紀伊神社の本殿

ごあんない

紀伊神社(きいじんじゃ)は、春日大社の南側に数多く広がる摂末社のうち、若宮神社などからは更に南に離れたそれらの「最南端」といってもよい位置にある神社です。周辺は春日山原始林のうっそうとした森に覆われており、昼間でも薄暗い空間は常にひんやりとした雰囲気を漂わせており、奈良市内の「辺境」にやってきたような気分にされられます。

・この神社は本殿などから最も離れた位置関係もあり、かつては「奥の院」と呼ばれてきた歴史を持っており、御祭神としては紀伊国へ樹木の種をもたらした神であるとされる「五十猛命(いたけるのみこと)」、また「大屋津姫命(おおやつひめのみこと)」・「抓津姫命(つまつひめのみこと)」の3祭神がお祀りされており、ご利益としては「新たな生気をくださる神様」であると案内板には記されています。なお「若宮十五社めぐり」のルートの一部としては、「第十一番納札社」に指定されています。

・この神社のすぐ西側には、「龍王珠石」と呼ばれる石がたくさん積まれたエリアがあり、ここには雨ごいの竜王として知られる「善女竜王」が尾玉を納められたという伝説が残されており、この竜王は興福寺近くの猿沢池からこの地を経て、更に室生寺のある室生の地に渡ったという由緒ありげな伝説も残されています。

・神社はかなり奥まった位置にあり、「観光」一色ではない春日大社の静かな風情を感じるにはぴったりの神社となっていますので、若宮十五社めぐりの際、または高畑界隈を散策された際などにも森の中の気持ちの良い空気を吸いながら参拝に訪れてみてはいかがでしょうか。

紀伊神社の風景

紀伊神社(春日大社)

紀伊神社の比較的立派な本殿の建物は、若宮神社・三十八所神社・宗像神社を越えて更に奥に進んだ森の中にひっそりと佇んでいます。昼間でも直射日光が当たるようなことはほとんどない森の中は、常にひんやりと神秘的な雰囲気が広がっています。

龍王珠石(春日大社・紀伊神社前)

ごろごろとした大きな石が積まれた「龍王珠石」。素通りしてしまいそうな存在ではありますが、伝説上における「猿沢池」や「室生」との関わりなど、春日大社を取り巻く様々な歴史を想像させる興味深い存在となっています。

紀伊神社の案内板

春日大社の端にある「紀伊神社」全景

 

周辺神社・施設

「宗像神社」:北西にすぐ

「金龍神社」:北西に徒歩2分

「三十八所神社」:北西に徒歩2分

「夫婦大國社」:北西に徒歩3分(葛城神社などの西側の大きな社殿)

「若宮神社」:北西に徒歩4分(夫婦大國社北側の大きな神社)

「葛城神社・広瀬神社」:北西に徒歩3分

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から南東に徒歩8分

※紀伊神社は「若宮十五社めぐり」を行う際の最南端にある神社となっており、これより先に目立った神社はありません。一帯は深い森となっていますので、案内表示などはありますが特に薄暗くなるような時間帯は迷うことがないよう念のためご注意ください。

※新薬師寺・不空院・高畑界隈からもかなり近い位置になっているため、そちら側からアクセスして頂くことも可能です。

紀伊神社周辺地図

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