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【春日大社】徳川家ゆかりの祈祷所「桂昌殿」ってどんなところ?建築や歴史を詳しくご紹介!

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春日大社「桂昌殿」

ごあんない

・春日大社「桂昌殿(けいしょうでん)」は、春日大社の境内地、大勢の観光客が訪れる本殿一帯などを取り巻く「回廊」に隣接する位置にある立派な「祈祷所」です。

・この祈祷所は、江戸時代に将軍徳川綱吉の生母であり、護持僧隆光と呼ばれる僧侶とともに京都・奈良の寺社の復興にも関わった徳川家光の側室「桂昌院(けいしょういん)」が天下国家の安定を願い春日大社に自ら奉納したというユニークな歴史を持つものとなっています。「春日大社」と言えば「藤原家」一色のイメージが濃い中において、この建物は春日大社が近世の徳川将軍家とのつながりもあること、また数多くの奈良の寺社が元禄時代に復興された歴史の「典型」を示す建物として貴重な存在となっています。

・建造されたのは元禄12年(1699年)となっており、こけら葺きの屋根を持つ入母屋造りの建築は住まいのような雰囲気を見せるシンプルで美しい外観を持ち、周辺の酒殿などと合わせ、回廊周辺の風景にはなくてはならない存在となっています。

・内部には講話や何らかの行事が開催されるような場合以外は立ち入ることは出来ず、基本的には外観を眺める形となっていますが、春日大社本殿方面から水谷神社・若草山方面へと抜ける際などには必ず通過する場所にもなっていますので、目の前を通った際はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

桂昌殿の風景

徳川綱吉の母が寄進した「桂昌殿」

御蓋山をバックに記念撮影を撮る人も多い春日大社の「内侍門」前に堂々とした姿を見せる「桂昌殿」。知名度自体はそれほど高くないため、立ち止まって建築を眺める観光客の数は思いのほか少なくなっていますが、境内の建物の中でも重要な存在の一つであることは言うまでもありません。

桂昌殿の案内板

内部は通常は見学できませんが、祭壇と控間に分かれた構造をしていることが特色となっています。なお、近年では平安時代の天皇の行幸の際に造られた麺料理を現代風に再現して試食できるイベントが桂昌殿の中で開催されたこともあります。

周辺神社・施設

「酒殿」:南に隣接

「内侍門」:南東側に隣接

「竃殿」:南にすぐ(「酒殿」の南側の建物となっています。)

「砂ずりの藤」:南にすぐ(回廊沿いに南に進んで頂き「慶賀門」から入るとすぐの位置にあります。

「総宮神社」:西にすぐ(西側の石段を下りる途中で「水谷神社」方面へ分かれる道があり、その道に入ると西側すぐの位置にあります。)

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩3分

※バス停北側の道、石段を登り、春日大社の回廊が見えて来たエリアの北側にある建築物が「桂昌殿」となっています。

桂昌殿周辺地図

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