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【春日大社】かつては興福寺境内にあった神社「総宮神社」ってどんなところ?【祭神多数】

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春日大社「総宮神社」

ごあんない

興福寺と春日大社のつながり=神仏習合の歴史を映す神社

「総宮神社(そうぐうじんじゃ)」は、春日大社の境内地、本殿などを取り囲む回廊からもほど近い位置にある春日大社の数多くある末社の一つです。総宮神社の敷地周辺には隣接する形で一言主神社などもあり、場所自体は比較的目立つ場所に位置しています。

この神社は、比較的歴史は古く平安時代の初期に創建された神社と言われていますが、春日大社を「氏神」としている「藤原氏」が「氏寺」としていることからつながりが深く、廃仏毀釈の時期までは春日大社ととりわけ独特の関係を築き上げてきた「興福寺」の境内地に創建されたものであるとされています。この神社は平安時代の創建期から明治期までは興福寺の境内にあり、その後この地に移転されたことから、恐らくは廃仏毀釈の際の興福寺の「荒廃」に関係する形でその「移転」が行われたものと推測されます。

9つもの御祭神をお祀りする

また、この神社の特徴として挙げられることは、大変多くの「祭神」がいらっしゃることであり、「総宮大神」として「天照大神」・「八幡大神」・「春日大神」・「白山大神」・「三光宮」・「二上権現」・「窪弁財天」・「北向荒神」・「睡神社(東大寺南大門近くにある神社)」の合計9つの神をお祀りしています。その「総宮」という名前からも伺えるように、なんだか神様のオールスターズのようなユニークな神社となっており、興福寺由来ということもあいまってどこか神仏習合の名残も感じさせる神社ともなっている訳なのです。

ご利益としては、とりわけ衣食住の中の「住まい」の神様として知られており、住まいに特化した神様というのは比較的珍しい存在ともなっています。

神社自体は春日大社の摂社、末社の中でも比較的地味な存在であり、知名度もかなり低い神社となっていますが、興福寺由来という春日大社ならではの歴史を感じることもできる神社となっていますので、「水谷神社」などに参拝される際には是非お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。

周辺神社・施設

「一言主神社」:北に隣接

「御祈祷所」:東に隣接(南側の石段を登りすぐの位置となっています。)

「船戸神社(車のお祓い場)」:西にすぐ(南側の石段を下りてすぐの位置となっています。)

「桂昌殿」:東にすぐ(南側の石段を登った北側一帯が建物となっています。)

桂昌殿(春日大社)―整った美しさを感じさせる祈祷所は徳川家ゆかりの建物

「酒殿」:南東にすぐ(桂昌殿の南側正面に広がっています。)

酒殿・竃殿(春日大社)―春日大社の神様の「飲食」に関わる歴史ある建築

アクセス

奈良交通バス「春日大社本殿」バス停・ぐるっとバス(土日祝日・観光シーズンのみ運行)「春日大社」バス停(いずれも同じ位置)から東に徒歩2分

※バス停から総宮神社方面へ直接向かわれる場合、バス停北側の道・石段を東に進んで頂く形となっています。

総宮神社周辺地図

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