有名観光スポット

【唐招提寺】新しい鑑真和上坐像を安置する「開山堂」ってどんなところ?【徳川家】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
唐招提寺開山堂

ごあんない

江戸時代に「徳川家」歴代をお祀りするために建立されたお堂

唐招提寺開山堂(かいざんどう)は、世界遺産「唐招提寺」境内、「講堂」・「鼓楼」・「礼堂」の北側、「御影堂」の南側に位置する小さなお堂です。

お堂の歴史は境内の建築の中ではそれほど古くなく、唐招提寺が徳川家の庇護を受けて比較的安定した状況となった江戸時代、元禄期に徳川家歴代の霊を祀るお堂として建立されたことに由来しています。すなわち多くが奈良時代や中世にルーツを持つその他のお堂・施設とは異なり、唐招提寺境内では珍しく「近世」の歴史を反映した空間となっています。

現在では鑑真和上の「御身代わり像」を安置する

徳川幕府が潰えた明治期以降は、明治14年(1881)に現在国宝に指定されている鑑真和上坐像を安置するために現在の場所に移築されますが、その後北側すぐの位置にある「御影堂」に鑑真和上坐像は移転されることになり、その後は「本願殿」と呼ばれる施設として、長らく中興の祖である覚盛上人や聖武天皇、徳川家康をお祀りしていました。

一方で、近年は本願殿の老朽化も進んできたころから、大規模な改修工事が実施されることになり、合わせて年間数日しか見学できない(特別公開のみ実施)国宝の鑑真和上像とは異なる、「年間を通して拝観者が見学できる」ような鑑真和上の像「御身代わり像(おみがわりぞう)」を新しく製作し、現在は「本願殿」ではなくその「御身代わり像」を安置する新たな「開山堂」として平成25年(2013年)より使用されています。なお、「御身代わり像」は、国宝の像と同様、奈良時代の様式を完全に再現した手法で造られる一方、国宝像に見られる焼損や経年劣化の部分は再現せず、奈良時代に制作された当時の美しい姿を再現する像として製作されました。そのクオリティは「レプリカ」というイメージを覆すほどのものであり、大勢の拝観者が現在では開山堂を訪れています。

なお、小さなお堂とはなっていますが、開山堂はその堂内、御身代わり像は一切撮影不可となっていますでの拝観の際はその点ご注意ください。小さなお堂の為場所がややわかりづらくなっていますが、案内表示は充実しているほか、「鼓楼」のある場所から北側に直進して頂くだけで開山堂が見えて参りますので迷うことはありません。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から「六条山」行き乗車、「唐招提寺」下車、北東に徒歩4分

近鉄西ノ京駅から北に徒歩13分、近鉄尼ヶ辻駅から南に徒歩20分

近隣スポット

唐招提寺内「金堂」は南西に徒歩3分、「講堂」・「鼓楼」・「礼堂」は西に徒歩2分、「宝蔵・経蔵」は南西に徒歩2分、「鐘楼」は西に徒歩3分、「戒壇」は西に徒歩3分

唐招提寺「開山堂」周辺地図

  • このエントリーをはてなブックマークに追加