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【奈良・佐紀路】「古墳銀座」のど真ん中にある「日葉酢媛命陵」ってどんなところ?歴史・由緒を徹底解説!

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日葉酢媛命陵(佐紀陵山古墳)

ごあんない

日葉酢媛命陵(ひばすひめのみことりょう・佐紀陵山古墳)は、奈良市最大の古墳群である「佐紀盾列古墳群」のまさに中心的位置といってもよい場所にあり、周辺を「孝謙天皇陵」「成務天皇陵」「瓢箪山古墳」などに囲まれる形で位置する古墳です。

古墳の規模は全長約200メートルに及び、全国では32番目の規模と比較的大きな古墳(前方後円墳)となっている日葉酢媛命陵は、その築造は4世紀末頃と推定されています。宮内庁により埋葬されていると「治定」されている日葉酢媛命は、近鉄尼ヶ辻駅近くに雄大な風景を生み出している「垂仁天皇陵」に埋葬されているとされる「垂仁天皇」の皇后であり、その埋葬にあたっては、「野見宿祢」の進言により、古墳に人柱(殉死)として生きた人間を生き埋めにする慣習を取りやめ、埴輪などを埋葬するように制度を変更したという伝説も残されています。

・周辺はとりわけ「孝謙天皇陵」と「成務天皇陵」、そしてこの「日葉酢媛命陵」が「隣接」というよりは、少し敷地を共有しているかのごとく、パズルの一片のようにそれぞれの墳丘や周濠に食い込んだような造りとなっており、あまりの密集度のため、周辺からは遠くを風景を眺めるようなことは出来ず、うっそうとした森に包まれた「公園」のような「憩いの空間」にもなっています。比較的殺風景な印象を持たれることが多い「古墳」ですが、この「古墳銀座」に限って言えば、美しい水辺と緑が織りなす風景は、地元住民の散歩道としても愛されるような空間を生み出しており、奈良に来た際には1度は訪れておきたいエリアとなっています。

日葉酢媛命陵(佐紀陵山古墳)の風景

静寂が広がる「日葉酢媛命陵」の鳥居周辺

古墳群の中心的位置に立派な周濠とどっしりとした墳丘を構える日葉酢媛命陵。奈良市内の古墳の中でもとりわけ美しい風景を見せてくれる古墳として、古墳の周辺は近隣の住民には「公園」のような空間として親しまれるような存在にもなっています。

森に囲まれた水辺が美しい「日葉酢媛命陵」周辺

複数の古墳が入り組んだ日本国内でも珍しい古墳群となっている周辺部ですが、立派な周濠が古墳を取り囲んでおり、それぞれの古墳の周濠の間には水上を歩いているような気分にもなる「遊歩道」が伸びている区間もあります。

アクセス

近鉄平城駅から南東に徒歩8分

近鉄大和西大寺駅から北東に徒歩12分

※アクセスは、近鉄平城駅、大和西大寺のいずれからも比較的近くなっていますが、途中住宅街の中の細い道を通過することもあり、また案内表示等はそれほど充実していませんので、地図をたよりにアクセスされることをおすすめします。

近隣スポット:山上八幡神社から北に徒歩2分、成務天皇陵から南東に徒歩3分、孝謙(称徳)天皇陵から東に徒歩6分、瓢箪山古墳から南西に徒歩6分、山陵八幡神社から南東に徒歩9分

日葉酢媛命陵周辺地図

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