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【興福寺】非公開のお寺のお風呂「大湯屋」ってどんなところ?歴史をわかりやすく解説!【鉄釜】

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興福寺「大湯屋」

ごあんない

五重塔の近くにある「お風呂」?

興福寺「大湯屋(おおゆや)」は、奈良を代表する観光スポットである世界遺産「興福寺」の現在の敷地の東側、奈良県庁や奈良国立博物館などからも近い「奈良公園」の緑に囲まれた位置にある比較的大きな建造物(重要文化財)です。

「大湯屋(おおゆや)」とは、東大寺にも同じ名前の建物がありますが、その「湯」という名の通り、お寺に設置された大規模な「お風呂」のことであり、かつては興福寺の僧侶たちが身を清めるために使用した施設となっています。

その歴史は大変古く、藤原氏の権威のもと興福寺が創建された時代である奈良時代から既にあったとされていますが、その後数度の災害を経て再建が重ねられることになり、現在残る大湯屋の建築そのものは室町時代の建築となっています。すなわち西側に建つ「興福寺五重塔」と同じ時期に建てられたものであるとされています。

残念ながら、公開されたことはありません

建物は庭園のような空間に一つだけぽつりと立つような形となっており、建築の構造としては東側が切妻造、西側は入母屋造となっており、かつては切妻造の側に隣接する別の建物があったとも想定されているほか、現在も大湯屋の内部には鉄の湯釜が2つ残されており、片方が平安時代のもの、もう片方は鎌倉時代のものとなっています。

「大湯屋」に関しては、同じ「お風呂」でも東大寺「大湯屋」の方は平成29年夏に特別公開され、重厚な鉄釜などもご覧いただける機会が設けられた実績がありますが、こちらの興福寺「大湯屋」については興福寺の施設としては珍しく特別公開も含め公開されたことはありません。また通常時も東大寺の大湯屋ほど近い位置ではなく、少し離れた歩道からご覧になることしかできません。しかしながら、奈良公園の散策や国立博物館の見学などをした際には必ず横を通り過ぎるような場所に建っていますので、その堂々とした外観だけでもご覧になってみてはいかがでしょうか。

興福寺「大湯屋」の風景

大湯屋を北側から望む(興福寺)

小さな「お堂」と言うようなものではなく、少し離れた位置からも結構な存在感を感じさせる堂々たる建築となっている「大湯屋」あくまでもお風呂であるということもあり、仏像が納められるような建築とは違う実用的な雰囲気も兼ね備えています。

大湯屋の周辺に広がる庭園のような空間

大湯屋のある一帯は、小さな池なども設けられた庭園のようなエリアとなっており、大変素敵な風情を感じさせますが、残念ながら立ち入ることができません。

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩10分

JR奈良駅から東に徒歩18分

奈良交通バス

・JR奈良駅から「市内循環外回り」など奈良公園・東大寺方面各路線乗車、「県庁前」下車、南に徒歩4分

近隣スポット

興福寺「五重塔」から東に徒歩3分、「東金堂」から東に徒歩3分、「国宝館」から南東に徒歩3分、「南円堂」から東に徒歩4分、奈良国立博物館(なら仏像館)から南西に徒歩4分

興福寺大湯屋周辺地図

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