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【奈良】春日大社の神官たちが住んでいた「高畑(社家町)の町並み」を写真でご紹介!【土塀】

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高畑(社家町)の町並み

ごあんない

・奈良町エリアの東側、「新薬師寺」や「志賀直哉旧居」で有名な「高畑(たかばたけ)町」界隈は、現在も高級住宅地として知られた存在となっていますが、かつてはそのエリアの多くが「春日大社」の神職、神社関係者が居住する「社家町」として機能していました。

・江戸時代までは社家町は大いに栄え、奈良町の町並みと一続きになるエリアの中では、分厚い土塀に囲まれた神職らの邸宅が立ち並んでいましたが、明治維新の時期になると、廃仏毀釈の流れで興福寺などがほぼ壊滅する一方で、興福寺の僧侶が春日大社の神官に転職させられるような過程で、神社にも世襲制が廃止されるといった変化が強いられることになり、代々住み続けていた高畑の地から離れることになった神職らが続出する結果となりました。そのため現代では春日大社に直接関係するような邸宅は非常に少なくなっていますが、かつての名残として分厚い「土塀」に囲まれる町並みが現在も広い範囲で残されています。

・土塀は「式内赤穂神社」から「不空院」手前までの区間、また「志賀直哉旧居」周辺に数多く見られ、一般の「町家」が主な「町並み」を構成している「奈良町」とはまた違った趣を感じることが可能となっています。なお、志賀直哉らによる「高畑サロン」に見られるように、大正から昭和初期にかけては多くの文化人が居住したエリアということもあり、社家町の風情のみならず、どこかレトロ感、ノスタルジックな風景、近代風の建築が比較的多く見られることも高畑界隈の特色となっています。

・「破石町」バス停より東のエリアは比較的広いエリアであるにも関わらず、バス路線が走っていないこともあり、「新薬師寺」「不空院」には必ず比較的長丁場の「徒歩」でアクセスしなくてはならない以上、社家町の町並みは、町並み目当てで行かなくても必ず目にすることが出来るようになっています。「お寺」が目的の方も含めて、社家町の面影や近代の香りが色濃く残る界隈をゆっくり歩き、近世から近代にかけての奈良の変化を体感してみてはいかがでしょうか。

高畑(社家町)の町並み

不空院手前の坂道と白い土壁

不空院の手前のエリアは古い建築が密集するやや急な坂道となっており、その中でもひときわ目立つ白い塀が風景に良いアクセントを加えています。

かつての社家町の面影を残す高畑界隈

全てが古いものとは到底言えない状況ではありますが、かつての社家町周辺は現在も「土塀」、もしくは「土塀」風の塀が並んでおり、統一感ある風景を生み出しています。

志賀直哉旧居周辺の町並み

志賀直哉旧居付近は大正、昭和レトロ感あふれる邸宅が複数建っているほか、非常に古い土塀も所々で見られます。

高畑のレトロ感溢れる長屋建築

少し観光ルートから外れた町並みの中には、ひっそりと大正から昭和初期にかけての建築と思われる近代風の「長屋」が建っています。こちらは現在も一般の住宅として活用されており、観光スポットではありませんが、その重厚感、ノスタルジックな風景には隠れたファンも多いほどです。

アクセス

奈良交通バス

・JR・近鉄奈良駅から「市内循環外回り」「中循環外回り」「山村町」「藤原台」「鹿野園町」「奈良佐保短期大学」行き乗車、「破石町」下車、東に徒歩4分(周辺一帯)

※バス停南側すぐに見える脇道を東に進みます。途中、「式内赤穂神社」周辺から土塀の多い「社家町」らしい風景が広がり始め、新薬師寺近くまで重厚感ある町並みが続きます。

近隣スポット:志賀直哉旧居・式内赤穂神社・不空院・新薬師寺・鏡神社・入江泰吉記念奈良市写真美術館はそれぞれ町並みの中にございます。頭塔から東に徒歩5分、滝坂の道(柳生街道)入り口から西に徒歩12分

周辺地図

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