穴場観光スポット

【山辺の道】古墳の上に神社がある「ベンショ塚古墳・森常稲荷神社」ってどんなところ?【田園風景】

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ベンショ塚古墳・森常稲荷神社

ごあんない

周辺からもその形がよくわかる「古墳」

ベンショ塚古墳は、奈良市南部の田園地帯、「帯解」エリアや「山辺の道・北」コースにも近い位置にある比較的はっきりとした形を持つ古墳です。

古墳時代中期(5世紀前半)に築造されたと言われるベンショ塚古墳は、全長70メートルに及ぶ前方後円墳となっています。なお、築造された時期には古墳の周りに「周濠」を持ったとされており、それを合わせたかつての全長は100メートルを越える規模であったと推定されています。平成初期には発掘調査が行われ、円筒埴輪列と3つに分かれた「埋葬施設」の存在が確認されたほか、革盾、短甲、また野球帽に似た形の眉庇付冑(まびさしつきかぶと)や馬具などが現地で出土しています。

古墳の上には神社もある

現在も古墳は周辺の風景とは明らかに異なる「墳丘」の姿(古墳の後円部)をよく残していますが、墳丘の頂上には「森常稲荷神社」と呼ばれる神社が設けられているため、古墳であるということに気づきにくくなっています。神社は古墳の墳丘を登る部分に多くの鳥居が設けられており、墳丘の頂上で現在は木が生い茂っている部分には瓦葺の社殿がきちんと設けられています。

歴史愛好家以外にはほとんど知られないスポットであり、夏場は古墳に登る途中に「虫」に遭遇する可能性も否定できませんが、帯解エリアの散策、及び山辺の道のハイキングの途中にも立ち寄りやすくなっています。周辺の風景から浮き上がる独特の古墳の存在感と、古墳に立ち並ぶ鳥居を見るだけでも興味深い存在ではありますので、近隣を歩かれる場合は是非「外観」だけでも見て頂くことをおすすめします。

ベンショ塚古墳・森常稲荷神社の風景

ベンショ塚古墳頂上部(森常稲荷神社社殿前)

一般道路の脇から隣接する農地を横切るように伸びる非常に細いあぜ道に入ると、すぐに鳥居が続く石段があり、石段を登った先には森常稲荷神社の社殿(古墳の頂上部)があります。神社は季節によってはクモの巣などが多くなっており、参拝者が多い神社とは言えない環境となっています。

ベンショ塚古墳(森常稲荷神社)の石段

鳥居がいくつもあるため、古墳ではなく単なる神社であると勘違いしてしまいそうになりますが、神社の存在は当然ながら古墳より後の歴史に付け加えられたものとなっています。なお、高台であるためある程度の眺めは確保されていますが、眺望自体は近隣の一般道路沿い(山村町バス停付近)からも含めて美しく、道路沿いからも田園風景と奈良市街地・若草山方面を望むことが出来ます。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR、近鉄奈良駅から奈良交通バス「天理駅」・「下山」・「窪之庄」行き乗車、「下山」下車、南東に徒歩2分

JR、近鉄奈良駅から奈良交通バス「山村町」行き乗車、終点「山村町」下車、西に徒歩5分

※下山バス停からの方がやや近いですが、どちらのルートを利用して頂いてもほとんど利便性に差はありません。

近隣スポット

八坂神社(山町)・円満寺から東に徒歩4分、八坂神社(柴屋町)から東に徒歩8分、御霊神社から西に徒歩8分、龍象寺から東に徒歩9分、帯解寺から南東に徒歩10分

周辺地図

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