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【平城宮跡】知られざる奈良時代の遺構「平城京左京三条二坊宮跡庭園」ってどんなところ?みどころを詳しく解説!

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平城京左京三条二坊宮跡庭園の復元建物

ごあんない

どこにあるの?

平城京左京三条二坊宮跡庭園(へいじょうきょうさきょうさんじょうにぼうみやあとていえん・宮跡庭園)は、奈良の主要道路の一つである「大宮通」沿いの、かつての奈良そごう・イトーヨーカ堂奈良店がある位置の正面に位置する遺跡(庭園)です。

奈良時代の「庭園」がそのまま残る唯一の場所!

この遺跡は、奈良時代から平安時代初期にかけて用いられた「庭園」のものとされており、離宮や皇族の邸宅を併設していた可能性も指摘されていますが、その詳しい建設、利用目的は明らかになっていません。なお、北側にあったとされる「長屋王(強い勢力を持つ皇族であったものの、奈良時代初期に『長屋王の変』で自死)」の邸宅とは関係はないものとされています。

遺跡の最大の特徴は、奈良時代に生み出された庭園の「園池」をそのまま利用していることが挙げられ、敷石などは当時の姿のまま屋外で展示・公開されています。これは近くにある「特別名勝」に指定されており、多くの観光客が見られる「東院庭園」が「完全復元」であることと比較しても一層貴重なものと言え、その歴史的価値は非常に高く、ここでしか見ることができないものとなっています。

復元建築もあるなど、「平城宮跡」と同じ雰囲気を味わえる

庭園の西側には、発掘調査で存在が確認された建物が復元されており、朱色が目立つ建築は、平城宮跡外の町並みのなかでひときわ目立つ存在となっています。なお、建物自体は平城宮跡内「東院庭園」などのあるものと似たような雰囲気をしています。

なお現在は奈良時代の姿を留める「園池」は老朽化に伴う修復、改良工事が行われていますが、奈良時代の敷石などは修理小屋の屋根に覆われているものの、隙間から十分見学して頂くことが可能です。修理は平成30年度に終了予定ということです。

知名度はかなり低いけど…

奈良時代そのままの姿を一部で残す唯一の庭園ですが、観光エリアから離れた町並みの一角にあること、駐車場が一切ないこと、広報が余り行われていないことなどから認知度は「地元住民」も含めて概ね低く、ほとんど知られていないスポットと言っても過言ではありません。しかし、一般路線バスや「ぐるっとバス」の利用でJR奈良駅などからも比較的スムーズにアクセスできるほか、今後近くに完成する外資系高級ホテル・レストラン街を含んだ巨大施設などの徒歩圏にもあたりますので、今後は少しづつ観光スポットとして訪問者が増えるものと思われます。

平城京左京三条二坊宮跡庭園のみどころ・風景

宮跡庭園入り口

特に歴史を感じさせる風景は広がっていない「大宮通り」沿いに突如現れる宮跡庭園。管理人さんが常駐しておられるとは言え、その入り口は大変地味なつくりで「歴史スポット」であると気づかないほどです。

平城京宮跡庭園の敷地

宮跡庭園の敷地は、商業施設が立ち並ぶ奈良の市街地の一角にあり、自然あふれる「平城宮跡」の敷地とは少し離れた位置にあります。

平城京宮跡庭園の園地(奈良時代の遺構)

現在は工事が行われていますが、発掘された奈良時代の庭園がそのまま展示されている、大変貴重なスポットになっています。

宮跡庭園復元建物を正面から望む

宮跡庭園の復元建物は1か所のみですが、東院庭園などと同様立派に復元がなされています。

アクセス

奈良交通バス

・近鉄、JR奈良駅から「学園前駅」「恋の窪町」「二条大路南一丁目」行き乗車、「宮跡庭園」下車、南にすぐ

近隣スポット:北新天満宮から南東に徒歩6分、佐保川の桜並木(大宮通沿い)から西に徒歩6分、朱雀門から南東に徒歩12分、東院庭園から南に徒歩13分、宇奈多理坐高御魂神社から南に13分

平城京左京三条二坊宮跡庭園周辺地図

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