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【ならまち】中将姫と数寄者ゆかりの「高林寺」ってどんなところ?歴史などをじっくり解説!

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高林寺(奈良町)の山門

ごあんない

ならまちエリアの南側にある小さなお寺です

高林寺(こうりんじ)は、歴史的町並みの広がる「奈良町(ならまち)」エリアの少し南寄り、「奈良町格子の家」のほぼ真横といってよい位置にある小さなお寺(尼寺)です。

周辺のお寺と同じく「中将姫」ゆかりの地

周辺には中将姫伝説で有名な「誕生寺」がありますが、この高林寺も中将姫ゆかりのお寺として知られています。具体的には、中将姫の父親であり、誕生寺周辺にその邸宅があったとされる「藤原豊成」の菩提寺として、豊成の位牌を守っているほか、豊成のお墓(古墳)も境内にある寺院となっています。

お寺の歴史は古いですが、途中1180年の南都焼き討ちで焼失するなどし、その後はしばらく再建されませんでしたが、天文3年(1534年)に現在地に再建されることになり、その後は江戸時代後期の文化年間には寿保尼と呼ばれる尼僧の尽力でお寺の規模が発展することになり、現在に至っています。

境内は小ぶりなものですが、本堂近くに藤原豊成の墓(古墳)があるほか、本堂には豊成及び中将姫の坐像が安置されています。

「数寄者」が住み着いたユニークな歴史も

なお、この地には安土桃山時代には「高坊一族」と呼ばれる茶人・連歌師などの「数寄者」が住み着き、ユニークな文化を生み出したことでも知られており、彼らを顕彰するために現在の高林寺にも「高坊」と呼ばれる茶室が設けられています。

ちなみに、このお寺は誕生寺などと同様、通常時に「自由に」拝観することは出来ません。拝観を希望する場合は必ず電話で連絡を入れて、拝観が可能かどうかを確認する必要があります。(高林寺 TEL:0742-22-0678)

高林寺の風景

奈良町南観光案内所からならまち格子の家、そして御霊神社や奈良町にぎわいの家方面へと伸びる「ならまち」のメインストリートと言ってもよい道沿いに佇む高林寺。自由に拝観することは出来ないため、門は通常時は閉ざされており、外観は由緒ある大きなお屋敷のような風景となっています。

高林寺の解説板

高坊旧跡について記された案内板には、ユニークな奈良町の町人文化が栄えたことが記されています。500年以上たった現在の周辺の風景からは、そのような痕跡は一切感じられませんが、お寺の中にある昭和期に彼らを顕彰し建立された茶室のみは、彼らの功績を今に伝える存在になっています。

アクセス

各駅からのアクセス

奈良交通バス

JR・近鉄奈良駅から「市内循環内回り」乗車、「田中町」下車、北東に徒歩2分

近鉄奈良駅から南に徒歩16分

JR奈良駅から南東に徒歩20分

近隣スポット

奈良町格子の家から南にすぐ、奈良町南観光案内所(鹿の舟)から北に徒歩2分、花園新温泉から東に徒歩2分、御霊神社から南に徒歩3分、誕生寺から南東に徒歩3分

高林寺周辺地図

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