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【奈良駅周辺】奈良県独立の証と御触書のある「奈良縣里程元標・御高札場」ってどんなところ?【復元】

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奈良県里程元標

ごあんない

・奈良の観光客の主要な動線とも言える「三条通り」界隈。その中でも有名な餅つきパフォーマンスで知られる「中谷堂」などの間近には、観光客の視線はあまり注がれていない、木で出来た多数の立て札や柱が見られます。

・このうち太い木の柱で出来たものには、「奈良縣里程元標」と描かれており、これはかつて明治時代に日本国内の様々な「距離」を測る上での起点として各府県に設けられたものを復元したものとなっており、奈良から京都・大阪・伊勢方面への距離が記されています。(なお、昔の元標自体は、実際の所はこの復元された元標からわずかに離れた場所である近隣のコンビニの近くに建っていたとされ、その位置を示した印が歩道に刻印されています。)

・ちなみに、現在では当たり前の存在である「奈良県」は、かつては明治に入ってから一時期「堺県」「大阪府」の一部として合併され、「大和」エリアを司る自治体が消滅した時期がありましたが、この元標は、明治中期に「奈良県」がめでたく復活された際に設けられたものであり、奈良県民にとっては「奈良県独立の証」とも言える存在となっています。

・また、その元標の後ろ側には、何やらたくさんの文字が記された木板が張り付けられていますが、これは江戸時代の奈良奉行などによって示された「決まり事」を庶民に周知させるための「御触書」とも言えるものを掲示する場所「御高札場」を復元したものとなっており、文章はかつての江戸時代の文言を復元したものもあれば、少しユーモアのある文章が記されているものもあり、面白く眺められる「御触書」となっています。

・いずれも「復元」されたものとは言え、特に御高札場に関しては比較的年数が経過していることから、まるで江戸時代のものであるかのような風格も漂わせ、周辺の風景に味わいを添える存在となっています。存在自体は地味であり、観光客のほとんどは見向きもせず素通りしてしまっているのが現状ですが、アクセスしやすい場所となっていますので、三条通りを歩く際には一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

アクセス

近鉄奈良駅から南に徒歩5分

JR奈良駅から東に徒歩12分

近隣スポット:周辺は三条通り界隈、手力雄神社から南に石段を下りすぐ、猿沢池から西にすぐ、東向商店街(南入り口・中谷堂周辺)から東にすぐ、奈良町「元林院町」界隈から北にすぐ、興福寺南円堂から南西に徒歩2分、率川地蔵尊から北西に徒歩3分、興福寺北円堂から南西に徒歩3分、南市恵比須神社から北に徒歩4分、興福寺五重塔から西に徒歩4分

周辺地図

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