穴場観光スポット

【ならまち】小さな境内に長い歴史を背負う「住吉神社」ってどんなところ?【元興寺】

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住吉神社を正面から望む

ごあんない

住吉神社(すみよしじんじゃ)は、「奈良町」エリアの中心部とも言ってよい古い町並みのなかに位置するごく小さな神社です。

・この神社は、現在の地名である「勝南院町」にも見られるように、かつては巨大な寺院であった「元興寺」の「勝南院」(更にその昔は「仙光院」)と呼ばれるお堂の敷地の中にあったとされていますが、神社そのものの創建の詳しい時期などは明らかになっていません。なお、勝南院は宝徳2年(1450年)に元興寺と興福寺の対立に起因する火災で失われたとされており、その後寺院の境内からうって変わり、周辺は人家が立ち並ぶエリア(現在の奈良町エリアの始まり)に変わった後、改めて「勝南院」エリアの安全を守るための神として「住吉神社」が再建されたとされています。

・神社の祭神は水の神様である住吉大神(表筒男命・ウワツツノオミコト、中筒男命・ナカツツノオミコト、底筒男命・ソコツツノオミコト)が祀られ、神社の外側には蔵王権現も祀られています。

・神社は基本的には周辺に張り巡らされた塀に囲まれているうえ、ほぼ常時門が閉ざされており、中に入ることはできませんが、入り口の門の隙間からは内部の様子が確認でき、地域の人々により美しく管理されている社殿の様子が伺えます。また入り口のそばには小さな石仏たちも祀られており、「まちの神社」らしい趣を感じることができます。観光スポットとして扱われているとまでは言えず、立ち寄る人は地域住民の方がほとんどのようですが、「ならまち」エリアの歴史を体感する上では近隣の「猿田彦神社」と合わせぜひ訪れておきたいスポットになっています。

住吉神社の風景

住吉神社内部を望む

奈良町周辺でもとりわけ古めかしい町家が多いゾーンの一角にひっそりと佇む住吉神社。周辺は分厚い塀で囲まれたような「守り」の固い神社となっていますが、その塀の隙間からは「まちなか」らしい独特の風情が感じられる境内を望むことが出来ます。

住吉神社の中にある石仏

神社の中には地蔵尊も設けられており、決して厳かな雰囲気ではない「ならまち」らしい生活感も広がっています。

住吉神社の由来

神社の塀には神社の由来と「勝南院町」の由来をしっかりと示した案内板も設置されています。

アクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩11分

JR奈良駅から東に徒歩18分

近隣スポット:奈良町にぎわいの家から北に徒歩2分、元興寺(極楽坊)から北西に徒歩3分、元林院町界隈から南東に徒歩3分、率川地蔵尊から南に徒歩3分、春日大社大宿所から南東に徒歩4分、猿沢池から南に徒歩4分、元興寺塔跡から北に徒歩4分、御霊神社から北に徒歩4分、鎮宅霊符神社から北東に徒歩5分

周辺地図

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