穴場観光スポット

【ならまち】猿沢池の南側すぐにある石仏群「率川地蔵尊」ってどんなところ?お地蔵さまを写真でご紹介!

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率川地蔵尊(猿沢池南側)

ごあんない

猿沢池の南側にある少し変わった地蔵尊

率川(いさがわ)地蔵尊は、奈良観光の拠点スポットの一つである「猿沢池」の南側すぐに位置し、猿沢池の西側から暗渠(「率川(暗渠区間)」参照)となり奈良市街地を流れる「率川」に掛かる橋の下に広がる地蔵尊です。

「尾花谷地蔵尊」とも呼ばれることがある地蔵尊は、「中州」もしくは「舟形」のような形で小さな川(率川)の水流を二分する位置に設けられたユニークな存在となっており、その「ハコ」の中には大量の石仏が所狭しと並べられています。ちなみに、並べられる石仏たちは元よりここで地蔵尊として設けられていたものではなく、周囲の河川工事の際に見つかった大量の石仏を一か所に集める形で「率川地蔵尊」として成立したものであるとされています。すなわちこの地蔵尊の成立自体は比較的新しいものとなっている訳です。

灯篭流しも行われます!

毎年8月16日には、地蔵尊の周辺で地域の人々による「灯篭流し」の行事が行われ、日頃は橋の下にあるため通行する人々に気づかれないことも多い地蔵尊周辺には大勢の人が集まります。

なお、地蔵尊は、奈良町方面へと伸びる道に掛かる橋の下に位置するため、橋の上からその全容を眺めることが一般的(橋には賽銭箱も設けられています)ですが、猿沢池に面した道沿いにある石段から橋の下に近づくことも可能であり、地蔵尊に近い目線から、橋を見上げる不思議な風景を目にすることができるようにもなっています。

率川地蔵尊の風景

川の中州に設けられた舟形の率川地蔵尊

猿沢池の南側、「元林院」エリアなどにも近い歴史ある町並みにも囲まれる形でひっそりと佇む「率川地蔵尊」橋の下に川を二分するような形で設けられた地蔵尊は、増水すれば水没してしまいそうな存在にもなっています。

周辺の石仏が所狭しと集められた率川地蔵尊

所狭しと並べられた石仏達は、時の流れとともに風化して形が判別しづらくなっているものも多いですが、かつての奈良町に住まう人々の深い信仰を感じさせる独特の雰囲気を漂わせています。

猿沢池の南を流れる暗渠区間手前の率川

地蔵尊のある場所に流れる小川(率川)は、地蔵尊を過ぎるとすぐに「暗渠(地下)」区間に入ってしまうため、川の流れが見られる場所はわずかに猿沢池の南側一帯のみとなっていますが、貴重な川の流れとしてならまち周辺エリアでは異彩を放つ風景を生み出しています。

アクセス

各駅からのアクセス

近鉄奈良駅から南東に徒歩10分

JR奈良駅から東に徒歩15分

近隣スポット

猿沢池は北側すぐ、率川暗渠起点部(元林院町、絵屋橋周辺)は北西にすぐ、周辺は奈良町エリア、南市恵比須神社から北西に徒歩2分、興福寺(南円堂)から(石段を下り)南に徒歩2分、三条通り界隈(商店街の東端)から南にすぐ、餅飯殿商店街から東に徒歩3分、元興寺(極楽坊)から北に徒歩6分

率川地蔵尊周辺地図

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