穴場観光スポット

【奈良・都祁】奈良市内で最も標高が高い「吐山の里」の農村風景を写真でご紹介!

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吐山の里(奈良市・都祁エリア)

ごあんない

・吐山(はやま)エリアは、平成17年に奈良市と合併した旧都祁村に含まれるエリアで、現在の奈良市内においてはその「南端」部として位置する比較的大規模な農村集落です。

・奈良市街地からは南東に18キロ程度、西部の学園前・富雄方面からは25キロも離れた位置にある奈良市内の「辺境」とも言えるエリアは、旧都祁村以外の奈良市内よりも宇陀市や桜井市・天理市との結びつきが伝統的に強く、また地理的にも近いため、いわゆる「北和」と呼ばれる開発の進んだ奈良県北西部の雰囲気とは全く異なり、むしろ奈良県「中南和」エリアのあまり「観光化」されていない独特の雰囲気を感じることが出来る空間となっています。

・太古の時代(卑弥呼などが活躍する時期)、旧都祁村一帯は「闘鶏国」(つげくに)と呼ばれる古代国家があったとされ、縄文遺跡も発見されるなど、相当な昔から人々が住み着いた高原地帯であると考えられています。またその後も大和高原地帯は伊勢と大和を結ぶ交通の要衝として発展することとなり、この吐山エリアもそのような連綿とした歴史の営みを感じさせる重厚な農村風景が続き、現在も古めかしい茅葺き屋根が所々に見られたりするなど、奈良市街地周辺では味わえない風情を味わうことが可能です。

・吐山エリアは特にその南側には美しい棚田の風景も広がっており、奈良市最高峰の貝ヶ平山、また大和富士として知られる額井岳にも近い棚田が広がる山麓部は標高600メートルに近く、人が住まうエリアとしては奈良市内では最も標高が高い地域となっています。その標高もあって、寒い年には少しでも雪が降ると1か月近く積雪が残るようなこともあり、また気温も氷点下10度を下回ることがあるなど、降雪は少ないとはいえ、その気候は秋田や長野のような東北日本の気候に近いものとなっています。(※冬の訪問時には奈良市内と異なる気候であることに留意ください。)

・棚田や茅葺き屋根・古い家並み、また南にそびえる大和富士を眺めるだけでも気持ちの良い吐山エリアですが、山麓からやや山沿いに入った所には国の天然記念物に指定されている「吐山スズラン群落」もあり、寒地性植物であるスズランが花を咲かせる南限の地としても知られています。また、その他にもエリア北側の笠間川沿いはホタルの名所としても知られている等、その里山、自然の豊かさは特筆すべきものとなっています。

吐山の里の風景

田植えシーズンの都祁吐山

吐山エリアは、奈良市南端の額井岳方面、榛原寄りのエリアから北向きに次第に標高が下がっていくことが特徴となっています。棚田を楽しめる一帯は標高600メートル程度あり、奈良市内の「人の手が入った土地」としては最も高い場所に位置しています。

茅葺き屋根も残る吐山集落

吐山エリアは「徒歩」で全体を散策するのはしんどいほど広々とした空間となっていますが、棚田エリアから離れた北側のエリア(川沿いの標高が比較的低いエリア)には、「大和棟」の建築様式を忠実に守った日本家屋が往時の姿のまま現存しています。

額井岳を都祁吐山から望む

吐山エリアは、基本的に「国道369号線」を中心に広がっており、南を向くと、吐山エリアの象徴的存在とも言える「額井岳(大和富士)」や奈良市最高峰「貝ヶ平山」の堂々とした姿がどこからでも目に入ります。

アクセス(吐山エリア南側の棚田周辺まで)

奈良交通バス

・近鉄榛原駅から「針インター」行き乗車、「吐山南口」下車、周辺一帯

・奈良交通バス「針インター」バス停から「榛原駅」行き乗車、「吐山南口」下車、周辺一帯(※針インターバス停は、天理駅からの奈良交通バス・奈良駅からのバスと接続する下水間方面からのコミュニティバス・大阪や名古屋方面からの高速バスから乗り継ぎ可能な交通拠点となっています。)

近隣スポット:都祁山口神社から南東に徒歩40~60分、西山来迎寺から南に50~70分、三陵墓古墳群から南に徒歩50~70分、都祁水分神社から南に徒歩60~80分

周辺地図

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