穴場観光スポット

【奈良・佐保路】高校の裏山に突如現る立派な神社「常陸神社」ってどんなところ?歴史やみどころをご紹介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
常陸神社(奈良・佐保山)

ごあんない

・常陸神社は奈良市街地北部、興福院・狭岡神社・不退寺などが点在する佐保エリアに位置する「奈良高校」の裏山に境内を広げる神社です。

・神社の境内は興福院などの比較的有名なスポットが広がる「歴史の道」沿いから更に奥まった「佐保山」の山裾の森に広がっており、その昼間でも少し薄暗いひっそりとした雰囲気は、いにしえの時代から多くの歴史とともに発展してきた「佐保路」の雰囲気を特に感じられるスポットになっています。

・神社は祭神として少名昆古那尊(すくなひこなのみこと)を祀っており、その創建の由来は「常陸代将中臣無良自(ヒダチダイジョナカトミムラジ)」と呼ばれる当時の国司が「少名昆古那尊」を信じ社を建立したことに端を発するとされています。また、その後桓武天皇の時代に山城国に遷都した際に、神社を現在の佐保山エリアに移したとされ、その後に荒廃した際には、徳川吉宗が郡山城主である「柳沢甲斐守吉里」に命じて再建させたと言われています。

・常陸神社は「常陸」と書いて「ひたち」と通常は読みますが、それが訛った「ひだち」という響きが、お産をした後の「肥立ち」を連想することから、安産祈願などで信仰を集める神社としても知られています。

・現在は通りに面した「奈良高校」バス停付近には「常陸神社」と記された大きな案内看板が設置されたりしていますが、その奥まった位置もあって、決して「観光スポット」と言われるような存在にはなっていません。しかしながら歴史の道沿いに「常陸神社」の石碑がある周辺までは歴史散策を楽しむ人が比較的多いエリアとなっていますので、そこから少しだけ(徒歩3分ほど)北側に足をのばすことによって、いっそう「佐保山」の独特の風情を感じられる貴重な空間を持つ神社にお参りすることが可能となっています。

・なお隣接する形で「法蓮稲荷神社」及びその北側には「八峰神社」も立地しており、3つの社が森の周辺に集まる姿は、奈良高校のグラウンドの真横であるにも関わらず、一層独特の風情を醸し出しています。

常陸神社の風景

「常陸神社」への参道

「常陸神社」を示す道標は比較的神社から離れた位置にもあり、観光客には「マイナー」なスポットとは言え、歴史散策ルート上においてもその存在感を示しています。

常陸神社の鳥居に掛けられた「扁額」

常陸神社の鳥居は、名門校「奈良高校」のグラウンドに隣接する位置にあり、周辺は平日などには部活動の練習で気合いを込める生徒たちの掛け声が響き渡ります。

薄暗い常陸神社の社殿

少し石段を登るとすぐに到着する拝殿・本殿一帯はうっそうとした森に包まれているため、真昼でも非常に暗い空間となっており、歴史を背負った「佐保山」らしい神秘的な雰囲気を実感して頂きやすい環境となっています。

アクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「西大寺駅」「航空自衛隊」行き乗車、「奈良高校」下車、北に徒歩8分

近鉄奈良駅から北東に徒歩25分

JR奈良駅から北に徒歩25分

近隣スポット:長慶寺から北西に徒歩5分、興福院から北西に徒歩7分、狭岡神社から東に徒歩8分、大仏鉄道記念公園から北西に徒歩12分、不退寺から東に徒歩15分

周辺地図

  • このエントリーをはてなブックマークに追加