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【奈良・佐紀路】仁徳天皇皇后が眠る美しい古墳「磐之媛命陵(ヒシアゲ古墳)」ってどんなところ?歴史などを徹底解説!

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磐之媛命陵(平城坂上陵・ヒシアゲ古墳)の風景

ごあんない

・磐之媛命陵(いわのひめのみことりょう・平城坂上陵・ヒシアゲ古墳)は平城宮跡北方に広がる「奈良山」エリアの「佐紀盾列古墳群」に含まれる古墳の一つであり、古墳群の北東部に位置しています。周囲は平城宮跡や佐紀古墳群の中でもやや外れた場所にあるため、静まり返っていることも多いですが、遊歩道が整備され、時折ジョギングや散策をする人が行き交うエリアとなっています。

・佐紀盾列古墳群に含まれる他の古墳と同様、全長が200メートルを超える日本有数の大規模古墳(全国で24番目の規模)である磐之媛命陵は、5世紀に築造された仁徳天皇の皇后である「磐之媛命」の陵墓であるとされています。

・その埋葬されているとされる皇后「磐之媛命」は歴史上「嫉妬深い皇后」として伝えられる事が多く、夫である仁徳天皇が別の皇女を宮中に入れたことなどに怒りをあげ、天皇のもとから離れたなどのエピソードが語り継がれています。

・なお、古墳の特徴的な構造としては南側に二重の濠が設けられていることが挙げられ、古墳周囲で一般に目にすることが可能なものは外側の小さな濠のみであるため、ウワナベ・コナベ古墳のように広々とした水辺に囲まれた姿を見ることは出来ず、集濠や内部は鳥居の内側に隠された格好になっています。

・しかし、その小さな濠にはスイレン・蓮・カキツバタなどが美しく咲き誇るため、特に初夏の風景は鮮やかでみずみずしく、古墳群の中でも特に自然豊かな環境を生み出しています。

磐之媛命陵(平城坂上陵・ヒシアゲ古墳)の風景

磐之媛命陵を南側から望む

コナベ古墳やウワナベ古墳と異なり、陵墓の「鳥居」がわかりやすい場所に設置されている磐之媛命陵。しかしながら、古墳の本体とも言える部分は、この奥にある「周濠」の更にその向こう側にあるため、周辺の古墳とは違って目にすることができません。まるで何かを厳重にガードするかのような「守り」の固い古墳というイメージは、どことなく「崇道天皇陵」を想起させるほどです。

佐紀路らしい「自然」に包まれた磐之媛命陵

周辺は「佐紀エリア」の典型的風景とも言える、森や荒れ地、農地が入り混じった風景が広がっており、実に自然豊かな環境となっています。なお、遊歩道の南側には奈良市有数の規模を誇る「水上池」も広がっています。

アクセス

奈良交通バス

・JR、近鉄奈良駅から「西大寺駅」「航空自衛隊」行き乗車、「航空自衛隊」下車、北西に徒歩8分

・近鉄大和西大寺駅から「JR奈良駅西口」行き乗車、「航空自衛隊」下車、北西に徒歩8分

※「航空自衛隊」バス停から、コナベ古墳の東側に沿った道を歩いていき、コナベ古墳の北側に抜けたところで西向きの遊歩道に入っていく形でアクセスします。

近鉄大和西大寺駅から北東に徒歩30分

JR平城山駅から南西に徒歩15分

近隣スポット:コナベ古墳から北西に徒歩2分、ウワナベ古墳から北西に徒歩8分、平城天皇陵(市庭古墳)から北東に徒歩10分、平城宮跡第一次大極殿から北東に徒歩15分、添御縣坐神社・歌姫の里から南東に徒歩15分

周辺地図

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