【写真多数】奈良の貴重な「雪景色」を撮り歩き(奈良公園・東大寺・春日大社など)

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このページでは、滅多に見ることが出来ない奈良の本格的な「雪景色」の風景を、エリアごとにご紹介してまいります。

奈良では積雪0~2センチ程度のちょっとした「雪化粧」であれば多くの年で1回程度は見ることが出来ますが、積雪10~15センチクラスの積雪は数年に1度、場合によっては10年以上見られないくらい貴重な存在となっています。

この写真では直近の大雪(2014年2月14日)の風景をご紹介してまいります。写真が約10年前のものであるため、現在とやや状況が変わっている場所もありますがあしからずご了承ください。


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奈良公園・春日大社周辺

奈良で「雪景色」が一番美しくご覧いただける空間、それは春日大社東側に広がる広大な「飛火野」です。飛火野は通常時も美しい空間ですが、ひとたび雪が降ると広々とした雪原・美しい木々・群れる鹿たちなど「カメラマン」が愛する風景が一面に広がります。

飛火野のランドマーク的な存在である巨大な「ナンキンハゼ」の古木と「大文字焼き」で有名な高円山を望む。

飛火野は「鹿」の群れが頻繁にご覧いただける空間となっており、雪が降った際にも数多くの鹿が織りなす風景をご覧いただけます。

飛火野から望む御蓋山・春日山エリア。春日大社の創建神話に関わる存在である御蓋山は、通常時は後ろの高い山である「花山」と一体的な存在に見えてしまいますが、雪が降るとその姿が単独で浮き上がるような風景を生み出します。

奈良公園内「浅茅ヶ原」で捉えた鹿の姿。雪が降ったからといって鹿は木々の下に隠れるという訳でもなく、雪を浴びながらもいつも通り奈良公園内を闊歩しています。

奈良の「雪景色」の象徴的存在として多くのカメラマンが撮影する「浮見堂」の風景。

春日大社表参道で見かけた鹿の群れ。

奈良国立博物館(旧館・なら仏像館)

雪の日の「若草山麓」。雪が降りやんでからは美しい光景が広がりますが、雪が降っているときは全く何も見えない「雪原」がただ広がります。

春日大社の「二の鳥居」。晴天時や観光シーズンは大勢の観光客でにぎわいますが、雪の日はシャッターチャンスながら参拝者は少なくなります。

春日大社の参道は「三条通り」終点の一の鳥居から1キロ以上に渡って続きます。

東大寺境内

有名な大仏殿と異なり奈良通が好む「東大寺」の風景として知られる「二月堂裏参道」。雪の日の裏参道はいつも以上に風情ある光景が広がり、忙しい現代社会の時の流れを忘れそうになるほどです。

二月堂の「舞台」から大仏殿・奈良市街地方面を望む風景

2月中旬には、「修二会(お水取り)」で使用される「お松明」の材料となる竹が既に据え置かれ、雪が降るとお松明の「竹」もまた雪を被ります。

雪景色の東大寺鐘楼(奈良太郎)

東大寺三月堂(法華堂)南側すぐの位置にある「手向山八幡宮」の鳥居

平城宮跡

奈良公園一帯と並び、美しい雪景色がご覧いただける空間と言えば「平城宮跡」。誰もいない雪原の向こうに大極殿を望むという贅沢な時間をお過ごしいただけます。

平城宮跡からは、若草山や春日山一帯、東大寺大仏殿・二月堂を見渡す眺めが広がり、近くで見るのとはまた異なる雪景色を堪能して頂けます。

平城宮の柱の跡を示す植え込みが雪を被る風景

ならまち・きたまち

日頃は大勢の観光客が行き交う「ならまちエリア」。道路に積もるような雪景色は滅多に見ることが出来ませんが、アスファルトの地面が見えなくなることからどこかタイムスリップしたような気分も味わえます。

災難が「さる」とのご利益で知られる奈良町庚申堂の雪景色。赤い提灯と雪のコントラストが印象的な光景となっています。

ならまちエリアは意外と「坂」が多く、雪景色が広がる坂道はどこかノスタルジックな風情すら感じさせます。

きたまちエリアにある巨大な「聖武天皇陵」。誰も立ち入らない雪の日の天皇陵は、いつも以上に厳粛な雰囲気を漂わせています。


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